私が複雑性PTSDなのはACEsの影響で発達性トラウマ障害が引き起こされそのまま大人になったから?

私は、常に他人の顔色を伺ってその場の雰囲気をいいものにしようといつもいつも明るく振舞っている。それなのにちょっとでも注意されたり否定・反論されたりすると激しく動揺するし、何も言われなかったとしても家に帰って「あんなこと言わなきゃよかった」「変に思われただろうな」と反省を繰り返して落ち込んでいる日々を過ごしている。家族はもちろん、同じマンションの人、犬友だち、お店の人、配達の人、道を聞かれた人、散歩中に会話をかわした人、ただすれ違っただけの人、なんなら犬や猫にまで・・・全ての生き物に対して、だ。

さら悪い事に、自分はなにもしてなくても半径5m以内ぐらいで知らない人が喧嘩してたり不機嫌をまきちらしてると、耳がその声に全集中して負の感情が一気に流れ込んできて動悸がとまらなくなったりする。私が謝って済むなら謝ろうかなと思ってオロオロしてしまう。そんな感じなので生きているだけで、精神を消耗してボロボロである。

私のこういう特性は ”他人の心が読める超能力” があるからだと、中二病のころからずっと密かに信じていたけど、50年以上かかってやっとわかった。
私はただの『CPTSD(複雑性心的外傷後ストレス障害)』 患者だったんだ。

複雑性心的外傷後ストレス障害(complex post–traumatic stress disorder:CPTSD)は
「最も一般的には,逃げることが困難であるか不可能な持続的あるいは反復的な出来事に続く」

  1. 再体験症状
  2. 回避症状
  3. 脅威の感覚の高まり
  4. 感情調整の困難
  5. 否定的な自己概念
  6. 対人関係の困難

という臨床症状を全て有し,それらが機能障害を伴って続く。

感情調整の困難とは,比較的軽微なストレスに対しても圧倒されるように感じる,動揺した時に気持ちを落ち着かせるのが難しい,感情が麻痺したり解離したりするなどの感情的反応が過剰または乏しい状態である。
否定的な自己概念とは,自分が落ちこぼれであるとか他の人より劣っているといった持続的な感覚を指す。
対人関係の困難は,関係を維持することや他者と感情的に親しくし続けることの困難さを指す。
引用:“複雑性PTSDの診断と特徴,および治療” 丹羽まどか (2022) 『心理学ワールド』97号 pp21

”複雑性PTSD” については、これまでもこのブログでもちょいちょい触れてきたと思う。

”PTSD”が1980年に主にベトナム戦争帰還兵士たちの治療や補償のために作られた診断名ということは有名かもしれないが、”複雑性PTSD” はJudith Hermanが著書『心的外傷と回復』で提唱したのが1992年で、2022年のICD-11(第11版国際疾病分類)で設けられたばかりの新しい診断名である。
だからまだ知らない人も多いかもしれないし、私のついこの前まで知らなかった。

Herman,J.L.の歴史的名著である『心的外傷と回復』をはじめとした複雑性PTSD概念では、「長期にわたる反復性のトラウマ体験」(例:長期にわたる児童虐待、監禁、戦時捕虜)を単回のトラウマ体験とは異なる体験として定義し、出現する症状もPTSDとは異なるものであるとされた。
つまり、心的外傷的出来事としての基準がそもそも異なっているという考え方である。
Hermanの提唱する複雑性PTSDでは、「持続する、反復するトラウマ体験によって、通常のPTSD症状(侵入症状、回避症状、調和と気分の陰性の変化、覚醒度と反応性の著しい変化)以外に、感情調節、対人関係上の問題が生じ、不安性の覚醒亢進、怒り、解離、攻撃性、社会回避等を認める」とされた。
引用:”ICD-11のComplex PTSD診断ー概念を知り臨床に生かすー” 大江美佐里(2025)『精神神経学雑誌』第127巻 第9号 pp624-632

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さらにXとかGoogleとか流れてくる文章を頭の中でまとめてるうちに、また新しい単語おぼえちゃった。
それは『逆境的小児期体験(ACEs)』ですよオクサン。
もーめっちゃワタクシが好きそうな言葉じゃないですか。
なんて読むの?エース?エースス?どうでもいいか。

ACEは、「18歳までの間に、虐待・ネグレクトや家庭の問題(家族の依存症・精神疾患、DV等)によって強いストレスやトラウマを受けるような体験」を意味し、具体的には以下のような経験を指します。

  • 身体的虐待
  • 心理的虐待(言葉の暴力)
  • 性的虐待
  • 身体的ネグレクト
  • 心理的ネグレクト(情緒的な無視)
  • 親の離婚・別居
  • DVへの曝露
  • 家族のアルコール・薬物依存
  • 家族の精神疾患・自殺未遂
  • 家族の服役

引用:”ACEとは” ーACEラボ

あと『発達性トラウマ障害』という言葉もよく出てくるようになった。
発達障害じゃないんだけど、幼少期の慢性的なトラウマによって起こる後天的な症状らしい。

逆境的な体験(慢性反復的なトラウマ体験であり、中核的には被虐待体験となる)による子どもへの精神的な影響を包括的に捉える診断概念。
症状構成としては、トラウマ関連の症状の他にも、感情/身体/認知などの調節障害や、注意および行動の調節障害、自己帰属感や社会への期待感の変化など、幅広い機能不全からなる。
引用:”発達性トラウマ障害の背景と理解” 小平雅基(2024)『精神神経学雑誌』第126巻 第4号 pp272-279

複雑性PTSD』も『ACEs』も『発達性トラウマ障害』も似たような言葉みたいなんだけど、使い方としてはこんな感じでしょうか。

逆境的小児期体験ACEs)
 ⇩
により発症する
発達性トラウマ障害
 ⇩
慢性化すると
複雑性心的外傷後ストレス障害(CPTSD

まあ歴史だとか定義だとか、私がこれに当てはまってるとかはこの際どうでもよくて。
じゃあどうすりゃいいのってことですよ。

とりあえず今日読んだ文献おいとく。

◆逆境的養育体験の精神疾患に与える影響(2025)

◆認知と炎症に着目した PTSD の遺伝学的検討(2022)

◆小児期逆境体験が心身の健康に及ぼす影響 (2025)

◆PTSD と炎症(2026)

◆幼少期逆境経験の神経生物学「心理学ワールド」(2022)

◆幼少期の逆境の神経生物学:精神疾患に至る神経生物学的軌跡の統合的説明に向けたメタ分析の系統的レビュー(2022)

◆逆境的小児期体験(ACE)を有し抑うつ傾向にある成人に対するタッチングの心理・生理的影響に関する実験的研究(2020)

◆クラニオセイクラルセラピー(頭蓋仙骨療法)

◆クレニオセイクラルセラピー(CST)とは

◆クレニオセイクラルセラピーの効果は、体験してはじめて分かる

しかし頭でっかちにもほどがあるわよね、私。
死にたい死にたいってい言ってるのに、こんなに読んでこれから何になりたいんだろうか?

ってか、だんだんつかれてセラピー求めててワロス。
ああ、あとCPTSDの人はコルチゾール不足(副腎機能低下)に陥ってるって情報が流れてきたんだけど、負荷試験までして「下垂体性副腎皮質機能低下症」と診断された私が通りますよ。
ACEsが原因で下垂体性副腎皮質機能低下症になる仕組みを証明したくて詳しく調べようと思ってたんだけど、なんか疲れたから今度にしようそうしよう。

同じような方がたどり着いて情報の足しになればいいと思って乱雑に置いときます。

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