そんな訳で、夫婦でカウンセリングに行ってきた。
前回『EMDR(Eye Movement Desensitization and Reprocessing:眼球運動による脱感作と再処理法)』を少し受けただけで逆に怖い気持ちを生々しく思い出してしまって、心が揺さぶられうつ症状が酷くなってしまった気がしていた私。いわゆる『パンドラの箱を空けてしまった』のではないかと危惧して、このまま進めていいものかどうか先生に相談しようと思っていた。
が、その話をするまでもなく、先生は『(複雑性)トラウマ』の治療はやめたほうがいいと考えてくださっていたようだ。結果的に今日は、夫に私の状態(『愛着障害』という言葉を使っていた)を説明してくださって、協力をしてもらえるか意志を確認してもらって、お互いにどうしたいか、どんなことをすればよいか話し合う機会をいただいた。それだけ。夫が「協力します」と言ってくれたそれだけでも、十分前向きな気持ちが持てた気がした。
愛着障害とは Wikipediaより
乳幼児期の虐待やネグレクトにより、保護者との安定した愛着が絶たれたことで引き起こされる障害をいう。「甘える」や「誰かを信頼する」などの経験値が極端に低いため、自分に向けられる愛情や好意に対しての応答が、怒りや無関心となってしまう状態。
あといくつか具体的なヒントをいただいた。
私が実家に行って帰宅すると距離感がバグって精神不安定になる事が多いから、実家から帰ってくる時は途中で私一人でカフェにでも行って気持ちを整えてから帰宅した方がいいよーとか。
夫が22時ごろ無言でドアをバタンと閉めてさっさと寝てしまい、見捨てられた腹いせに私が『リベンジ夜更かし』をして睡眠不足が蓄積しているので、寝る前は夫に「そろそろ寝よう」などと声をかけてもらうお願いとか。
もう本当に子供すぎて恥ずかしいけれど、どうすべきなのかわからないなら今は夫を頼って決断をしてもらってもいいと。まずはありのままの自分でも誰かに愛してもらえることを理解すること。それができたら、自分が今本当に何をしたいのかちゃんとわかるようになること。それができたら、自分の要求をちゃんと言えるようになること。誰かのためにではなく、自分の気持ちで行動できるようになること。ゆっくりだけど、そんな目標をたてた。
私としては「お腹すいた」「眠い」「トイレにいきたい」←とりあえずこの辺の生理的欲求が自分でわかる and 優先できるようになるといいなぁ(笑)
ちなみに、先生曰く夫はASDではないそうです。ASD気味ではあるけれど、ASD基準を満たしていないらしい。全然話が通じる人なので、ちゃんと話し合ってくださいと言われた。夫よ、決めつけてごめん。
でもねー
本当は夫にもっとして欲しいと思ってることたくさんあると思うのだけど、やっぱり言えなかった。彼も私に歩み寄ろうと色々我慢してると言ってるし、それを聞いたら言えなかったな。わからないのよ、彼の我慢と私の我慢の相対的な大きさが。自分が我慢して家庭生活が穏やかになるならそれでいいと思っちゃう。それでいいのだろうか。いいのかな。もうわからん。
とりあえず今日からはちゃんと薬をしっかり飲んで2時までには寝るという約束をしたので、そろそろ寝る支度をしよう。


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