亭主元気で留守がいいは真理

エッセイ

 ずっと在宅勤務してた夫が、今週はなぜだか2回も出勤している。

 邪魔者がいないとなるとなぜか私は家じゅうの掃除をしたくなり、ついにはガスコンロの焦げ落としから換気扇の掃除までしてしまった。それでも時間が余っていたので、久しぶりにネットで海外のドラマを見た。さらには昼に自分の時間を十分に取れたためか、夜リベンジ夜更かしすることなく12時過ぎには就寝。そのおかげで朝も比較的すっきり起きることができた。いいことづくめである。

 夫が家にいるといないとでこんなに差が出るとは。若い頃はうつが酷かったこともあり、夫が残業続きで家にほとんどいないことが孤独で仕方なかった。「濡れ落ち葉症候群」なんて聞いても『なんでだろう?』と思う事もあった。
 でもやっぱり「亭主元気で留守がいい」は真理ですなあ。昔の言う人の事は聞いといた方がいいわ。

 だって在宅勤務してる夫を見てると、自室とトイレとコーヒーを繰り返してるだけで、夫の部屋から聞こえてくるのは”テレビ会議”か”電話会議”で大笑いしてる声と株売買の音とゲームの音。そのくせして部屋から出てくるなり「疲れたー疲れたー疲れたー疲れたー」の連呼で、サンドバッグのように聞かされ続けるこっちが疲れる。
 会社に行っててくれた方が(なんとなく)仕事がんばってしてくれてるんじゃないかと思えるから、私も頑張ろうっていう気にもなるもんだ。

 夫の話によると4月に職場の配置転換があるみたいで、今ほど在宅勤務できなくなるかもとのこと。楽しみ楽しみ。

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