無常

うつ病

 なるべく動かず音も立てずにひっそり過ごしているはずなのだが、それでも私の存在が環境をかき乱しているなあと思う。フローリングに積もる繊維。溜まっていく生ゴミ。薄汚れていくトイレ。増える洗濯物。なくなっていく生活必需品。からっぽになる冷蔵庫。変化していく肉体。「1日中何もしてない」と思っているのは自分だけ。ただ生きているというだけでこんなにも消費や生産をしているのかと思うと、人間である自分がたまらなく嫌になる。もっと無機質な生活がしたい。つきつめていくと息を吸うのも面倒くさい。肉体が邪魔。淡々と時間だけを費やしてただ寿命を全うしたい。
 本当はもっといっぱい書いていたのだが、だんだん吐き気がしてきたので消した。そろそろ買い物に行かなければ。

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