知能検査(WAIS-IV)を受けた時、臨床心理士の先生との雑談や問診の中で、自分の生い立ちや今の悩みなども少しだけ話した。例えば人の顔色を伺いながら育ってきたので、今でも怒っている人を見るのが怖いこと。例えば広島居住中にカウンセリングを受け、それによって多くの気づきがあったこと。そして夫がASDぽいため日々の生活に情緒的交流がなく、今は自分の精神状態を守るために私も夫と同じように感情を無にしていること。
話を聞いていた先生が「それだとストレスが貯まって爆発しませんか?」と聞くので、私は「昔は自傷癖もありましたが今はもう割り切りました。ひたすら無になってます!」と笑って答えた。が、何故か涙が出ていた。すると先生は「辛いですよね。まだカウンセリングが必要かと思います。」とおっしゃったのを覚えている。
それから数週間後、送られてきた『WAIS-IV検査結果』を読んでいたら、最後に次のようなアドバイスがあった。
【生活上でのアドバイス】
今回の結果の大まかな特徴としては、「処理速度」が強く、他の能力に比べて「言語理解」が弱いことが挙げられます。心理テストでは、ご自身の感情や欲求を抑圧していることが窺われました。 このような点を踏まえて、以下に考えられた対策をお伝えいたします。
対策 ー 心理療法を受けて抑圧している部分を解放する
外部の価値基準にご自身を合わせることを多いために「わかってほしい」という気持ちを抑え込んでおり、それが不意に出てしまうことがあるかもしれません。心理療法で改善できる余地がありますが、カウンセラー選びは慎重に行うことをお勧めします。大学院卒で専門的知識を有しており、心理療法の学派としては認知行動療法ではなく人間性心理学派か精神分析、人柄としては温かい雰囲気のカウンセラーがよいと思われます。
ああ、そういえば「大きな木を描いてください」みたいな心理テストもしたっけ。抑圧してることもわかっちゃうもんなのかなあ、と不思議に思うと同時に、カウンセリングを受けたいと強く思うようになった。
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精神科の主治医は「認知行動療法受けたら?」などと軽く言うが、上のアドバイスにもあるように、私には”認知行動療法”は合わないと思う。40歳のころ入院中に”認知行動療法”を受けていたが、文章問題を解いているようですぐに解答できてしまうのだ。解答できるしどうすればいいのか頭ではわかるが、体調は全く良くならない。自身の内面の話を吐き出す場所がないことに変わりはないのだから。
そういう訳で、以前『催眠療法』を受けた先生のところへ行こうと連絡をとってみた。
3年前の事なのに先生は私を覚えていてくださった。精神世界の話にもお詳しく、私の知らない事を色々と教えて下さる信頼できる先生だ。以前も「私は本当はこういう話をずっと誰かとしたかった。」と書いていたね。
人気なので月末になってしまうが、久しぶりにカウンセリングに行ってきます。
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