ヒステリックに怒り声を上げる女性は苦手

エッセイ

ヒステリックに怒り声を上げる女性は苦手。
むしろ苦手じゃない人っているのかなぁ?

・・・と某都知事候補のニュースを見るにつけ思う。

が、一定の層にはとても受けているようなので苦手じゃない人もいることがわかる。
不思議である。

私はたぶん母がヒステリーを起こす人だったから、女性の金切り声にトラウマがあるのだ。見知らぬ母親が「なんでそういう事するのーっ!」と子供を怒鳴りつけているのを聞くだけで、ビクーッとなって過呼吸気味になってしまう。

もちろん女性だけではなく、怒りの感情を持った人は男女問わず苦手だ。街の中で怒りのオーラを身にまとっている人を見ると、途端に私の心拍数は上がってしまう。怒りのオーラって明らかに見えるよね。見えませんか?私だけ?
そしてこれが”怒る女性”ともなると、私は全身毛が逆立つような緊張状態になり頭の中で警報が鳴るレベルの警戒態勢。こわいこわいこわい。

クリニックとかでも、ドア開けた時から怒りのオーラ全開に出しながらで入ってくる人いるじゃないですか。あれも本当に怖い。カバンを「ドンッ」て受付に置いて診察券ガサゴソ探して出して、「はぁ」とかため息つきながら「ドスンッ」って席に座る人。なんで怒ってるの?なんかごめんなさい。私が謝れば機嫌直してくれるんだろうか・・・って小さくなってしまう。

民衆を扇動するためには、怒りの声は必要?いやいやいや。
例えば映画『ジャンヌダルク』のジャンヌダルク。「Follow me!!」の絶叫を広告で見るだけで、私は恐れるしドン引きしてしまう。お国柄の違いかと思っていたが、日本でも「怒りの声」が一定の層には受けているのを見るとそうでもないみたい。

怒りより、納得のある説明が欲しい。他人への攻撃はやめてほしい。穏やかに話をしてほしい。
そんなことを思いながら、”怒る女性”がテレビに出るとそっとチャンネルを変える私である。

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