昨日はブログを書いてから、やっぱり怠くてリビングの床に転がったまま見るともなくテレビをつけていた。同じ部屋には愛犬が、あちこち場所を移動しながらも私から離れず、ずっと一緒に寄り添ってくれていた。
夜23時頃だろうか。飲み会だと言っていた夫が帰ってきたようで「ただいまー!こころー!(愛犬の名前)」と玄関を開ける音が聞こえた。私は「おかえり」と言ってみたが、自分の聞きたい音しか聞こえないらしい夫には、たぶん届いてない。この時私は「やっと家族が帰ってきてくれた」とホッとしたのを覚えている。自己中心性の高い夫とはいえ、朝ベッドから起き上がれなかった私に「大丈夫?今日はゆっくり休んでなー」と手を握ってくれた1から、「それでも今日は頑張って散歩に行ったよー」とか「ちょっと疲れちゃったみたい」とか夫に伝えたかった。
待てど暮らせど夫はリビングに来ない。聞こえてくるのは自室に直行して荷物を置いて着替えてる音。それから洗面所に行って手や顔を洗って歯を磨いてる音。トイレに行ってる音。もうそのままベッドに直行して寝るのかなと思っていたら、ようやく夫が入ってきた。
夫は「こころただいま~」と言ってしゃがみ、私のそばで寝ているこころを撫でだした。撫でている。ずっと撫でている。あれ?もしかして私が見えてないのかな?私って実は死んでる?そんな事すら思うようになったころ、夫はこころから手を離して立ち上がり、唐突に私に(見えてたららしい)「明日は出張で早いからもう寝る。ぐりえちゃんも早く寝なー」と言って部屋を出ていこうとした。
ちょ、まてよ。
いやいやいや、今日も昨日も一昨日も倒れて寝込んでろくに食べてない妻にかける言葉がそれ?彼のこういう態度は今に始まった事ではないが、この前のカウンセリングで私の愛着障害について学んでくれて、先生にいろいろ教わってきてそれ?
私は勇気を振り絞って「ちょっと待って、今朝も私すごく具合が悪かったの知ってるよね?今ここに倒れてるのだって、気持ちが悪くて立てないからなの。心配する言葉とかないの?」のような事を訴えたと思う。言ってから「また逆切れされる」と身構えたが、意外にも彼が発した言葉は「ごめんなちゃーい」
は?きも。
それから(私が具合悪いと思ってるのは私が大げさに思い込んでるだけなのかな。私が悪いのかな。私がおかしいんだ。もう病院もいかないし入院もやめる。お父さんにも馬鹿にされたし)ってどんどんネガティブな思考になってしまって、ついうっかり先日父に入院のことで笑われた話を夫にしてしまった。するとASDの父への批判は自分への批判だと思い込むASD気味の夫は、突然「お義父さんが笑う訳ないでしょ!お義父さんだってぐりえちゃんのこと心配して言ってるんでしょ」と強い口調で反論。どうしてパートナーを嘘つき呼ばわりしてここにいない人を弁護するんだ定期。
👩「まただ。じゃあ私が嘘ついてるの?」
👨「嘘とは言ってない。お義父さんは笑ってないでしょと言ってる」
👩「笑ってたよ。どうして見ても聞いてもいない人の事を擁護するの?」
👨「じゃあ笑ってたとして、人の価値観は尊重すべきだ」
👩「それっておかしな考え方の人だけを尊重する考え方だよね」
👨「人はみんなそれぞれ違う価値観をもっているんだよ」
👩「その価値観を『嫌だ』と思ってしまう普通の人はみんな我慢しなきゃいけない」
👨「我慢しろとは言ってない、みんなが違う価値観を持ってるんだと思えばいい」
👩「お父さんはそういう人だから私が感じた『酷い』という気持ちは抑えろってことね」
👨「じゃあお義父さんは酷い人だとでも言えばいいの?」
👩「今はそういう話をしてるんだからそれでいい」
👨「お義父さんは酷い人だ(棒読み)」
👩「うんそれでいい」
👨「酷い人。嫌だったね(棒読み)」
👩「うんそれでいい」
なんだこれ。最初からそう言えよ。
もうこの際だから全部ぶちまけようと思って、ずっと思ってた事を言ってみた。「リウマチだって甲状腺だって下垂体だってずっとずっと怠いのに一人で病院探して一人で通院して一人で入院決めて一人で頑張ってるの、ぜーんぶ私の大げさな仮病なんだ、だから誰も心配してくれないんだ、もう疲れちゃった、誰からも求められてないのに何のために生きてるのかわかんない」すると夫は
👨「またそれ・・・カウンセリング行ってくる?」
それから私は子供の頃いろいろと我慢していた記憶が生々しくフラッシュバックで蘇ってわんわん声を上げて泣いてしまったが、夫は手に負えないと思ったのか黙って寝てしまった。私は死なないように頓服を多めに飲んでこころとリビングの床に転がって・・・いつの間にか寝ていた。
※最近フラッシュバック多いなあ。パンドラの箱を開けちゃったからかな。
ここでブログを終わらせようと思ったら、今、出張先から夫が電話かけてきた。前略するが結局はこの話になった。
👨「俺は何をすればいいのかわからない」
👩「『自分がしてほしいことを他の人にもしてあげる』をすればいいと思うよ」
👨「価値観が違うのに他の人がどうしてほしいかなんてわかるわけがない」
👩「もし自分がぐりえの立場に置かれたら今何をしてほしいだろうかって想像するんだよ」
👨「俺はぐりえちゃんじゃないから立場なんて想像できない」
👩「自分だったらこう言ってもらいたいという言葉を言うんだよ」
👨「だから俺はぐりえちゃんじゃないからわかるわけがない」
重症です。先生!これでASDじゃないって嘘でしょ?
👨「だいたい忘れてるってなんだよ。」
👩「私が朝具合悪かったことを夜帰ってきて忘れてるでしょ」
👨「忘れるわけないじゃないか、ずっと覚えてる」
👩「仕事してる時は忘れてるでしょ?」
👨「24時間考えてろってこと?仕事してるのに無理だよ」
👩「そんな事はいってない」
👨「俺はぐりえちゃんじゃないから同時に2つのことは考えられない」
👩「昼間は忘れててもいいんだけど私の顔みたときは思い出してほしいって話よ」
👨「思い出すってなんだよ、忘れるわけないじゃないか」
👩「でも昨夜は忘れてたよね」
👨「ぐりえちゃんには忘れてるように見えるんだね(大きなため息)」
先生!これでASDじゃないって嘘でしょ?
「忘れる」「考える」「覚えてる」「思い出す」の定義が独特です!
そしてお決まりの「またカウンセリング行ってくる?」と言われたので「あなたが?」と言って電話を切った。
いやぁ・・・定型発達の人は共感してくれると思うけど、非定型発達(発達障害)の人とはやっぱり根本的に情緒の話ができないよね。私は検索王で頭でっかちで心理士ばりに知識があるから(そういう人なんだよなあ)と冷静に会話ができたけれど、普通の女性だったら感情が先行して「きぇぇぇぇぇー!」って発狂しちゃうのもわからないではない。
それよりなにより体が怠い。でも入院まで2週間空いたせいで色々考え込んでしまって、やっぱりただ皮膚科のステロイド軟膏の副作用で下垂体抑制が起こってただけの気がしてしまってる。本当に私が大げさなだけで、みんなそれを知ってるから笑いものにしてるんだろうな。一人で支度して一人で入院して一人で検査して一人で退院してくることにする。もう誰にも何も期待しない。夫がお金出してくれるだけでも感謝しないと。こころの面倒見てくれるだけでも感謝しないと。こころには寂しい思いをさせて悪いと思ってるから、今なるべく一緒にいるようにしています。
できれば検査で事故が起こってコロっと死なないかなと期待して遺書も見直したけど、そんな大した検査じゃないか。残念。
- よくよく思い出してみたら記憶をあまりにも美化してた
(誤)朝ベッドから起き上がれなかった私に「大丈夫?今日はゆっくり休んでなー」と手を握ってくれた
(正)朝ベッドから起き上がれず寝てた私の手を揺さぶって起こし「明日は出張で洋服足りないから洗濯機回しちゃった!よろしくー」と言われた
全然違ってたわ! ↩︎

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