連休中に入院申込書の連帯保証人のサインをもらいに実家へ行った。主治医からあった説明について話したが、母は相変わらずあまり聞いてくれていない感じだった。私の病気など興味がないし、理解してもらえないんだなあと思った。
けれどもゴソゴソと何か袋を出してきた。「入院中に食べるかなあと思って。」大量にゼリーを買っていてくれた。しかも果汁100%じゃなくちゃダメだと言って、あちこち探しまわってくれたらしい。店員さんに「娘が入院するんです。」と相談したという話を聞いて、正直恥ずかしかった。けれども「手術の後はしばらく食べられないんだしこんなにいらないよ。」と笑って返そうとしたらとても悲しそうな顔をしたので、ありがたく全部いただいてきた。
私は入院の用意など物理的にも精神的にも何もしていないのだが、母はあれこれ考えていてくれたのに驚いた。「手術はやっぱり心配よ。」と言っていた。ストレスケア病棟に入院していた時、母が夫に託してくれたコーヒーの袋を見て発作のように号泣して止まらなくなった事を思い出したが、今度も入院中に1人でいる時にゼリーを見たらまた泣いてしまいそうだ。
なんというか私はやはり母には愛されたいと思っているし、愛されていると知ると嬉しいのだと思う。
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