生きる理由

うつ病

 昨日はかなりマズい状態まで落ちてしまった。その経緯については後日書くかもしれないし書かないかもしれない。
 落ちた時に思い出した言葉、それは『秋葉原事件』加藤智大の弟さんが自殺1週間前に語っていたという、「死ぬ理由に勝る、生きる理由がない」というものであった。実はこれは数日前に見たある記事の見出しであって、記事本文はよく読んでいない。その見出しを読んだ時にものすごく共感してしまって、読んではいけないと思ったのだ。でも昨日はグルグル落ちながらその言葉を思い出してしまった。
 死ぬ理由と生きる理由を比較したら、絶対に死んだほうがいいという結論になる。それは嫌というほどわかっている。それでも倫理的な意味と夫との約束があるから生きなければいけない。目をギュッと閉じて辛さに耐えていたら、愛犬が突然私の膝の上に乗ってきて顔を舐めた。そこでふと我に返る。この子は私に一番懐いているから私がいなくなったら寂しがるだろう。少なくともこの子が生きている間だけは、どんなに辛くてもあと十数年は生きなければ。生きる理由が1つ見つかった。でもまだだ。まだ足りない。
 その一方で、理性が私に「とにかく考えないようにしなければいけない。」と言い聞かせてきた。その頃になると夫も気づいて心配してきたので、言われるがままに断薬してから初めて残っていたワイパックス(安定剤)を飲んだ。横になったら眠りにつくことができて、目が覚めたら少し落ち着いていた。あれは何だったんだろうという感じ。
 今日もあえてずっと横になっている。昨日ほどの落ち込みはないが、ぼんやりと生きる理由を探し続けている。

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