先日はうつ病歴を理由に婦人科で診察すらしてもらえなかったわけだが、不思議と落ち込みはない。言われた瞬間は、たくさん下調べをしてシミュレーションもできていた病院に入院できないという事実がショックだったが、怒りとか悲しみはなくて諦めの境地。色々と諦めることには慣れているので、それは特別な感情ではなかった。夫に電話をして説明をしたら開口一番「ひどい!差別だ!そんな先生にかからなくてよかったよ。」と言ってくれて、それもそうだなと思った。それから考えていたことは実は「これはネタになるからブログに書いてやれ」というもので、我ながら意外と逞しいなあと苦笑してしまった。
そして前回の記事には、一緒に悲しんでくださったり怒ってくださったりのコメントをいただき、嬉しかった以上に申し訳ないと反省した。私はこんな腹黒い気持ちで記事を書いていたわけで、さほど落ち込んではいないのだ。こんなことからも、私のうつはかなり良好に回復しているということがわかる。
ただ、夫にしつこく言われたので精神科のある大病院を調べて予約をしてみることにしたのだが、電話をするまでにはかなりの葛藤があった。違う病院宛の紹介状を受け付けてくれるのか、理由を聞かれたらどうしようか、また拒否されてしまうのではないだろうか、色々な不安が頭をよぎる。やはり手術するのはやめよう、いやでもお腹が痛苦しい、そのグルグル思考の繰り返しだった。
今朝思いきって新しい病院に電話をしてみたところ、対応してくださった女性がソフトな声でゆっくり話される感じのいい方だった。理由は言わなかったが、他の病院では見てもらえなかったので紹介状の宛先が違う事を伝えても、「はい、大丈夫ですよ」と優しく言ってくださったのが嬉しかった。あとは先生に受診拒否されないかと個室が取れるのかが心配だが、たぶんもう近くにはこの病院しか私を受け入れてくれる病院はないと思うので、なるようになれである。
よく考えたら手術をする場合は、その病気のことや手術のことを心配をするのが普通なのかもしれないが、私は手術そっちのけで全くそれ以外の事ばかり気にしているのが笑ってしまう。でもぶっちゃけ子宮筋腫よりうつ病の方が何百倍も辛いので、そうなってしまうのは仕方がないのだと思う。
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