敬語

　昨夜も睡眠導入剤を飲まないで頑張ってみた。夜11時前に布団に入ったが、最後に時計をみたときは1時半を過ぎていた。時計を見ちゃいけないと思ったのでそれ以降は見ていないが、結局寝ついたのは何時だったのかわからない。
　午前中はやはりだるいので布団に入ったまま寝ていたら、母から電話があった。ランチを一緒に食べようというお誘いだったが、調子が悪いので外に出られないとやんわり断った。心配など期待していなかったが「私のほうが調子悪い。」と言われたのが少し悲しかった。それからいつもと同じ父の悪口を延々と1時間聞かされて、最後にもう一度ランチのお誘い。父の悪口をもっと私に聞いてもらいたいのだろう。今の私はとてもそれを聞き流せる精神状態ではなかったので、再度外に出られないことを告げる。何度も断ったのでひどく罪悪感を感じた。母はそんな私に「ずいぶんと成長なさってらっしゃる。」とだけ言って電話を切った。
　どういう意味だったのか。不必要な敬語に震え上がりそうになったが、ひるむな私。具合が悪い時は具合が悪いと言ってもいいはず。無理に元気な顔を作る必要もないよね。
　ちなみに、母から得たプチ情報。睡眠薬はめまいを誘発するので、めまいがしている時には飲まない方がいいらしい。今夜も薬を飲まずに頑張ってみるとするか。