ブログを書く目的は

うつ病

 最近ふと思う。このブログはブログ村のランキングに参加しているのだが、いつまでも「うつ病」カテゴリに入っていてもいいものなのだろうか。もう抗うつ薬は飲んでないし精神科にも通っていないから、本来なら出るべきなのかもしれない。でも本当に完治したのかどうかもわからない不安定な状態。そして今の私を構成しているものの1つに間違いなくうつ病の経験もあるわけで、アイデンティティとしてまだうつ病を外したくないという思いがある。

 その一方で、ひどいうつ状態の中で本当に苦しんでいる方に申し訳ないという気持ちもある。藁にもすがる思いでネットを彷徨っている方が、安穏な暮らしをしている私の日記を読んだらどう思うだろうか。治ったらこうなるんだな、なんて思えるはずもない。私が毎日毎日泣いている状態でストレスケア病棟に入院した時、入院患者さんの多くがロビーで楽しそうに談笑をしているのを見て、「この人たちに私の気持ちなんてわかる訳ない」と余計悲しくなったことを覚えているだけに、あの時の私のような思いをさせてしまっているのではないかと心配だ。

 3年前までどん底状態の中で書いていたブログのほうには、「いいかげんその思考を撒き散らすのはやめてほしい。」「ほんとに苦しい人は書けないし書かない。」「自分よがりな愚痴をみんなに公開することはやめてほしい。」などと非公開コメントを延々と送ってくる人がいた。ブログは「嫌なら見なければいいのに」が通用しない場所なのかなあと悩んで、あのときは結局書くのをやめてしまった。

 一般人のブログなどチラシの裏みたいなものなの。読んで下さる方のことを考えながら書くのも変なものだが、インターネットは世界に公開されている場所なのでそうもいかないのかとジレンマに陥ったりもする。

 いや、なぜ突然こんなことを書いたかと言うと、先日「ブログとメンタルヘルスの関係」を研究している方のアンケートに答えたのだが、その設問の中に「あなたのブログを書く目的は何ですか?」というものがあって悩んでしまったのだ。そもそも私はなんのためにブログをやっているのかなって不思議に思った。もっともらしい理由をつけて答えを記入したが、結局のところ私は自己顕示欲が強いだけなのかもしれない。

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