一人暮らしの父が心配なので見守りセンサーをつけてみた

エッセイ

私の父は実家で一人暮らしをしています。
病気1つなく私の何倍も元気な父とはいえ、年が年なのでとても心配。
SECOMとかALSOKなどの警備会社で見守りサポートプランがありますが、調べたらキチンとしすぎてて月額数千円からのお金がかかってしまうのがネックです。

そもそも実家はWi-Fi環境があるので、ネットワークカメラをつければ済む話。
でも「カメラつけさせて」と何度お願いしても、年寄り扱いされたり監視されたりするのが大嫌いな父には「嫌だよ冗談じゃない!」と断固拒否されてしまいます。
勝手につけたら盗撮で人権侵害だしどうしたものかと困っていたら、ちょうどいいアイテムを見つけました。

実際に買って使ってみたのでレビューしていきますね!

『ひとり暮らしのおまもり』を買ってみた

ワタクシが買ったのは、ずばり『ひとり暮らしのおまもり』という商品です。
このネーミングも素晴らしい!
父に「こんなものを買ってみたの」とこの箱を出してみたら、監視嫌いの父が「おお、ありがとう」と意外にも素直に喜んでくれました。

どんな商品かと言いますと。
センサーを1日1回は必ず動かすもの(寝室・トイレ・冷蔵庫のドア etc…)に貼って、一定時間動きがない場合だけスマホにアラートが通知されるというゆる~い見守りシステム。
Wi-Fi環境さえあれば、ものの数分で設置完了できるのも便利です。

早速開けてみましたよっと。

私が買ったのはセンサーがカッパー色でしたが、他に黒バージョンもありました。
センサーはCR2032ボタン電池で動きます。

あとセンサーからの信号を受信してWi-Fiに接続するためのステーションはUSBで給電する方式。
センサーとステーションはBluetoothで接続するので10m以内に設置します。

あれ?ステーション用のUSBアダプターは付属してないんですね。
自分で用意しましょうかね。

あとどうでもいいけどCR2032ボタン電池が本体と予備で2個ついてましたけど、どっちも残量がほぼほぼありませんでしたよね。
自分で用意しましょう。

ってか電池交換の難易度高すぎじゃね?蓋の溝が簡単に潰れたんですが!
プンプンしてたら、公式サイトの初期設定マニュアルに「電池の袋使え」って書いてありましたよオクサン。

そんなこんなでセンサーを寝室のドアに貼って、めでたく物理的に設置完了であります。

あら簡単。

ちなみに「ひとり暮らしのおまもり」を複数買ってスマホで同時に管理することもできます。
(例)1階のトイレと2階のトイレなど。
その場合は、すべてのセンサーから一定時間動きが検知されない時にアラート通知がくるんですって。

『ひとり暮らしのおまもり』を設定してみた

次にアプリの設定です。
設定はスマホに専用アプリをインストールし、センサーやステーションとBluetoothで接続して行います。
つまり最初だけは直接行かなければなりません
親御さんが遠方に住んでいる場合は、帰省のときにでも設置するのがいいかもです。

主な設定画面を見てみましょう。

(左)異常を通知するまでの無活動タイマー5~24時間の1時間単位で設定できますよ。
見守られる方の生活パターンをよく考えて決めるのがいいと思います。

(右)異常通知がなくても、アプリを起動すれば最終活動時間を知ることができます。
またモーションアラートをONにして、センサーが動くたびにスマホに通知が来るようにもできちゃいます。

ここでモーションアラートを使っている方の口コミを見てみましょう。

60歳 女性
60歳 女性

センサーをトイレのドアにつけたので、夜間頻尿があることがわかり、治療を促すきっかけになりました。

えええ、それプライバシーの侵害じゃ(困惑)

気を取り直して。
兄弟姉妹など見守る人が複数いる場合。

(左)最大5アカウントまで家族を招待することができます。
※家族は専用アプリをインストールする必要があります。

(右)「よくわからんアプリ入れるのやだわー」という家族のためには家族のグループLINEとかにアラート通知だけ来るように設定することもできますよ。

ちなみにうちはグループLINEのほうを採用してます。

『ひとり暮らしのおまもり』を使ってみた

では実際の通知画面をいくつか紹介しましょう。

まずモーションアラートをONにした場合のアプリの動作について。

(左)スマホの通知に「モーションアラート」が届きましたー。
そろそろ充電しろ定期。あとゆうパックきてる。

(右)アプリを開いてみると通知がいっぱい溜まってましたー。
いやこれ動きすぎじゃね?
最初は楽しいけどそのうちモーションアラートはOFFにするかな。

次に一定時間動きが検出されなかった場合のアラートについて。
動作テストのために、最初は無活動タイマーを5時間にしてみました。

(左)スマホの通知が来たので、アプリを開いてみるとこんな画面に。
センサーが複数ある場合も、最後に動いたのはどのセンサーで何時何分なのか教えてくれます。
良い子は「見守りちゃん1号」とかふざけた名前じゃなくて「寝室」「トイレ」などちゃんとした名前をつけましょうね。

(右)LINEグループにも通知がきました。
大きくて派手な色のメッセージなので見逃すはずがありません!
これは安心ですね!うん。

通知がきたらどうすればいいのか

最後に素朴な疑問。
もし「〇時間以上動きが検知されていません」の通知がきたらどうすればいいの?

・・・ってイザという時に焦らないように、予めやるべき流れを考えておきましょう!
例えばこんな感じ:

  1. 電話して安否確認
  2. 電話に出ない場合は、近くに住む家族が直接確認に行く
  3. 遠方ですぐに行けない場合は、ご近所さんに連絡して確認してもらう
  4. 頼めるご近所さんがいない場合は、民生委員さんに連絡して確認してもらう
  5. 頼める民生委員さんがいない場合は、地元の警察に電話をして確認してもらう

最悪、緊急を要する安否確認については地域の警察官に頼むことができます。
110番ではなく、見守られる方が住んでいる都道府県警察の相談窓口などに電話をしましょう。

我が家も少し前に、遠方に住む一人暮らしの義母と急に連絡がつかなくなったことがありました。
真夜中だったのですが地元の警察に電話をしたところ、交番のおまわりさんが見に行ってくださって。
結局は無事だったので平謝りをしましたが、「またいつでもご相談くださいね!」と明るく言っていただけで涙がでるほど嬉しかったです。

でもこの商品はあくまでも「おまもり」ですもんね。
便りがないのは良い便り!
ずっとずっとアラート通知が来ないことを祈ってます。

以上、一人暮らしの父をゆる~く見守るセンサーの紹介でした!

コメント

  1. あおい より:

    ぐりえさん、こんにちは( ´∀`)
    イイもの紹介して下さった!と思い、コメントしています。
    つい2日ほど前、夫から、一人暮らしの義母(93歳、まだ自立)の安否確認に「犬の留守番カメラ、どうかな~」って聞かれたんです。
    本人は置いて貰ってもいいと言っているらしいんですが、ネックはWi-Fiがないこと。
    こういう時って、モバイルWi-Fi買えばいいですかね?パソコンもスマホもないのに、わざわざネット環境完璧にする必要はないと思うんですよね。

    でも、この記事を拝読して、付けるならこっちの方がいいかも?と思いました。
    商店街のまん中に家があるので、お隣さんに様子を見に行って貰ったりしてたんですが。
    このお義母さん、コロナにも罹ったんですけど無事復活したし、生命力がすごいんです。一人になって10年くらいになるんですが、この感じだと三桁行くかもです( *゚A゚)

    私なんてもう体力が全然ないし、先日娘に付き合ってお出かけして久々にパンプス履いたら膝が…(笑)
    もうローファーとかスニーカーでないと駄目みたいです。

    もうじきお彼岸ですね。早く涼しくなって欲しいですね。
    季節の変わり目、ご自愛くださいませ。

    • どんぐりえ どんぐりえ より:

      あおいさん、こんばんは
      おお、あおいさんのお義母さまもお元気に自立なさってるんですね!
      一人で快適きままに生活している場合、見守りって悩みますよね~

      モバイルWi-Fiでいいんじゃないでしょうか?
      その場合、携帯会社の見守りサービスを検討する手もアリかもです。
      私もいろいろ調べまして(;’∀’)

      ●ドコモ ちかく
      https://ssw.web.docomo.ne.jp/chikaku/
      ●au かんたん見守りプラグ
      https://www.au.com/life/auhome/device/ueh01a/
      ●ソフトバンク みまもりサービス(スマホを持っている方の見守り)
      https://mimamori.mb.softbank.jp/

      auの「かんたん見守りプラグ」は通信料こみで月額539円だからいいかもです。
      ご参考まで。

      なかなか夏が終わってくれませんが「暑さ寒さも彼岸まで」と言いますものね。
      秋が来てお散歩が快適にできるようになるのを楽しみにしましょう。

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