甲状腺が痛くなったのでついでに転院してみました

 数日前、急に右の甲状腺が見てわかるほど大きくなり、地味に痛くなりました。
 私の甲状腺は7年前ぐらいから左右とも腫れていて、左は腺腫様甲状腺腫、右は甲状腺嚢胞だったかな。右の嚢胞には2年前ぐらいに水が溜まって痛くなったことがあり、今回もきっとそうなんだと思います。であれば、基本的にはそのうち吸収されて小さくなるのでしょう。

 でも、横浜に戻ってから通っている甲状腺の先生にはかなりの不信感があって、機会があれば転院したいと思っていました。

いつ転院するの?今でしょ!(古っ)
 という訳で、さっそく新しい病院を探しましょう。

新しい病院の探し方

 私の病院の探し方は、『〇〇科で診てもらいたいなら「日本〇〇学会」認定の”専門医”がいる病院に行く』の一択です。たとえば「日本甲状腺学会」であれば、公式サイトに”認定専門医”の名簿があり、神奈川県には45名在籍していらっしゃいます。

この名簿の”勤務先”の中から、横浜市だけ抽出してまとめてみました。

病院名・診療科
鶴見区済生会横浜市東部病院 糖尿病・内分泌内科
神奈川区
西区新高島金沢内科クリニック
みなとみらいクリニック
中区横浜関内わだクリニック
南区横浜市立大学附属市民総合医療センター 内分泌・糖尿病内科
横浜市立大学附属市民総合医療センター 乳腺・甲状腺外科
港南区
保土ケ谷区岩崎内科クリニック
旭区神奈川県立がんセンター 内分泌外科
磯子区
金沢区八景駅前きくち内科
横浜市立大学外科治療学教室 乳腺・甲状腺外科
港北区横浜甲状腺クリニック
緑区
青葉区昭和医科大学藤が丘病院 内科(糖尿病・代謝・内分泌)
さとう内科クリニック
都筑区昭和医科大学横浜市北部病院 甲状腺センター
戸塚区平成横浜病院 内科
栄区横浜栄共済病院 代謝内分泌内科
泉区
瀬谷区
横浜市内の日本甲状腺学会認定専門医がいる病院(2025.8.8現在)

表を見てわかるとおり、日本甲状腺学会の認定専門医がいる病院は横浜市には16あります。病院がない区もあったりして、やっぱり少ないですよね。
注)病院をかけもちしてる先生もおられるので、名簿に病院が載ってない場合もあるかとは思います。

 この中から行けそうな病院をいくつか候補を絞り込んだら、Google Mapを見ながら自宅からアクセスしやすそうなところを探していきます。
 この時Google Mapには”クチコミ”もあるので念のためチェックしてもいいですが、悪口を書く人はどこにでもいるので話半分に。いつ書かれたクチコミか、同じ内容のことを複数人が書いているか、それを否定するクチコミはあるか、などに気をつけながら利用しましょう。

新しい病院に行ってみた

 そんな風にして「ここにしよう!」と病院を決めて電話をしてみたところ、幸いすぐに予約が取れました。
 その時に「甲状腺を診ていただきたく」と伝えると「健診での指摘でしょうか?それとも他院の紹介ですか?」と聞かれたので、正直に「他の病院に通っていたのですが先生が怖くて話を聞いてもらえず、病院を変えたくて電話させていただきました」と言ったところ「えっ?」と笑われてしまいましたが、ちゃんと受け入れてもらえました。

 そして新しい先生が・・・とても素晴らしい先生でした。゚(゚´Д`゚)゚。

 まず広島の甲状腺クリニックで細胞診してもらった結果を見せたら「おお、ここまできちんとした報告書はすばらしい」とほめられて、パソコンのカルテに所見を入力。
 私の既往症や飲んでいる薬もしっかり聞いてくださって、逐一カルテに入力。
 当たり前なのかもしれませんけど、前の先生は私の話なんてほぼ無視でしたからねぇ。

 それから、横浜に戻ってチラーヂンを飲まなくなってから3年間の甲状腺科の血液検査結果を渡して、「TSHが高いなら橋本病だけどそうじゃないから正常だと言われてしまって・・・」と訴えたら、「んー、橋本病ではないかもしれないけどこれで『正常』とは言えませんよね」と不思議そうに首を捻ってくださって。゚(゚´Д`゚)゚。

 で、TSHとF3とF4の関係についてきちんと説明してくださいました。
 私が「フィードバック系ですよね、わたし電気回路が専門なのでわかります」と言ったら「そう!まさにそう!」と話が早くなり、「F3とF4が明らかに低いのにTSHが上がっていないのは、何かしらの原因があるはずなんです」とのこと。うんうん頷くワタクシ。

 話が長くなるのでまとめると、先生がおっしゃるには私のF3とF4が低い原因として考えられるのは主に3つ。

  1. 薬をたくさん飲んでいるので、薬の副作用による薬剤性甲状腺機能低下症。
  2. 自己免疫疾患があるので、脳が活性化をおさえる方向にバランスを取っていて?F3F4が低い可能性もある。この場合は元の疾患の治療を優先。
  3. 考えにくいが、脳下垂体の異常による中枢性甲状腺機能低下症。この場合ものすごい倦怠感があらわれるので、たぶん違うとは思う。

いずれにしても体の中で何が起きているのかわからないので、橋本病の可能性も含めて精密に血液検査をしてくださることになりました👏 こうやって可能性を知れただけでも、先生を変えた甲斐があるというものです。
 結果は一週間後であります。エコーも(そのときは予約で埋まっていたので)一週間後にすることになりました。

 ちなみにF3とF4が低いことで私の中で困っている症状は「疲労感、倦怠感、むくみ、体重増加、中性脂肪・コレステロール増加、皮膚の乾燥」などがあります。こういうのってうつ病のせいとか加齢のせいとか言われがちだけど、チラーヂン(T4)を飲んでいる間は明らかに改善されてたんですよねー
 なにか治療ができて少し楽になるといいな。 

甲状腺痛かったの忘れてた

 診察室を出て血を抜いてもらってる時に気づいたんですが、甲状腺ホルモンの話に夢中で、右の甲状腺が痛いことを先生に言うの忘れてました!
 というわけでもう一度診察室に戻してもらったところ「ああ、それは熱がないからウイルス感染ではないと思うので、来週エコーで見ようと思って」とちゃんとわかってくださってました。念のため触診してもらいましたが、大丈夫そう。

 それにしても問診で書いたことや看護師さんに言ったことが先生に伝わっていたのが驚きで、もう感動でむせび泣くワタクシ。えー?これ普通なの?
 例えば今のリウマチ科の先生とか問診で看護師さんに言ったこといつも1ミリも伝わってないし、看護師さんにも「先生これ読んでないみたいだから、診察の時にまた直接言ってくださいね」と言われるから、どこの先生もそんなもんなのかと思ってました。

 いやぁ、医師によって違いますなあ(しみじみ)。3年も我慢してないで早く変えればよかった。Google Mapの前の病院のとこに悪口かいちゃおうかな。←やめなさい

 来週また報告しまーす。

コメント

  1. 門傳 由美子 より:

    人様の病気の背景でウケる私はいけない人ですか?
    でもぐりえさんはいろいろいろいろんな病気があって大変だね
    私は糖尿に気を付けてれば鬱はもうどーなってもいいし
    脊柱管狭窄症は整形行くと「手術」と言われるだけなので
    不安を取り除いてくれる先生・・・いい先生でよかったね

    • どん ぐりえ どん ぐりえ より:

      由美子さん
      いや自分でもわらけてくるわ(笑)
      病気だけでもうまくいかないこと多いなーと思うのにそれ以外の事で面倒なことになりたくない( ノД`)
      命がとられる病気とかはもうどうでもいいけど痛いとか怠いとかは無くなってほしいよねー

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