昨日久しぶりに母と買い物に行った。母は機嫌がよかったのですっかり気を抜いていたら、トイレから出た母の顔を見てビックリ。ひどく顔色が悪い。急に「お父さんのせいで頭がおかしくなりそう」と言い出した。父もいないのにこんな所でも豹変できるのかと本当に驚いた。私は上手に笑顔を作ることができなくなり、ひきつった顔になってしまった。それから母は歩きながら、50年近く前の父の行動を昨日のことのように語り出し、父の人格否定を始めた。母が豹変した時によく出てくるエピソードなのだが、全くもって共感できない話。モラハラの理屈はよくわからない。けれども反論すれば大変なことになってしまうので、黙って母の話を聞き耐え続けた。家に帰ったら、父は母に突然いわれもなく攻撃されることになるのだろう。もう何度も土下座まがいのことをさせられている父だが、またそこまでされるのだろうか。父には悪いが、私は同居していなくて本当によかったと思うことにした。
40にもなって母の顔色を伺う自分が情けない。でも私からすれば母の表情の変化は手に取るようにわかるのに、私の表情の変化はわかってもらえないのが悲しい。私がこんなに苦しく泣きそうな顔をしているのに、母は父への攻撃をやめてはくれない。一種の病気なのだから仕方ないと今でこそ頭ではわかるが、思春期は本当に辛かったしその頃の苦しみがトラウマになって今でも母の豹変が怖くてしかたがない。
折りしも、深夜番組「ストライクTV」で「イラッとする夫・妻の言動」を紹介していた。「妻に聞いた!イラッとする夫の言動」ベスト3は
1位:自分だけ子どもにいい顔をする
2位:体型の変化を指摘する
3位:疲れているアピールをする
だった。普通の夫婦喧嘩の理由ってこういう些細なことなんだ。幸せだよね。うちの母とは違うなと思うと涙が出た。
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