励ましの言葉

うつ病

 昨日は夫が少しドライブしようと言って外に連れ出してくれたのだが、実は外出するのにためらってしまった。外出できたと知ると母あたりが「元気そうでよかった」「どんどん外に出なさい」と必ず言ってくるので、バレたら面倒くさいなあと思った。
 普通だったら「元気そう」「顔色よさそう」「安心した」等々の言葉は回復中の病人に対する励ましの常套句であって、言う方もよかれと思って言うのだろう。でも私の場合、必死に元気なふりをして外に出ている時にそれを言われると、「何もわかってないんだなあ」と余計に落ち込んでしまう。外に出るまでの辛さ、外に出ている時の辛さ、帰宅してからの辛さを知っている人なら、そんな安易な事は言えないはず。では何と声をかけてもらいたいかと言えば、「えらかったね」「頑張ったね」「無理しなくていいよ」とかかなあ。そういう優しい言葉をかけてもらえると、もう少し頑張ってみようかなって思えてくる。うつ病患者って本当に面倒くさいけど。
 テレビを見ていても、うつ病で療養中の芸能人や皇族の方がたまに外出をすると「すごく元気そう」「もう治ってるんじゃないの」というコメントが必ず出てくるが、それを本人が聞いたら傷つくだろうと思う。もう少し社会に理解があったらリハビリもしやすいのに。

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