昨日、70歳の大学名誉教授の男性が61歳の妻にマグカップで殴られて死亡したというニュースの詳細を聞いて、他人事じゃないと心配になった。
妻の供述によれば「結婚当初から夫婦仲が悪かった」とのこと。テレビでは近所の人の証言も流れていたが、その家からはよく夫婦喧嘩をする声が聞こえていたらしく、「奥さんが強いんだよね。ごめんなさいごめんなさいって謝るのは旦那の方。」「ここのところ(夫婦喧嘩は)毎日だって言ってたね。やるときは一晩中やってるみたいだよ。」と、近所でも有名だったようだ。
私は、うちの両親以外にもこういう老夫婦がいるんだと知りビックリした。と同時に両親のことを思って不安になった。うちの両親も、一歩間違えばこういう事件を起こしかねない。その時近所の人にインタビューをしたら、同じようなことを言われるだろうと思う。普通の人だったら、そんなに仲が悪いんだったら離婚すればいいのにと思うのだろう。私もそう思う。でもなぜだか母は父に異常に執着し父も母を頼っていて、日常的に「別れる」とは言うもののいつまでたっても本気で別れようとはせず、まさに「共依存」状態なのだ。
この名誉教授夫婦には2人の子供がいるが、現在は2人暮らしとのこと。ここもうちと同じだ。やはり夫婦2人きりにさせておくのは危険なのだろうかと心配になる。もう両親の不毛な夫婦喧嘩には関わりたくないのが正直なところなのだが、最悪の事態を招かないためにもたまに様子を見てあげないといけないのかなと思う。おそらく客観的に見れば離婚させるのがお互いのためなのだろうが、子供としては両親には仲良くそろっていてほしいという「願望」があって、なかなか強く勧める事ができないままこの年まで来てしまった。
それでも最近のうちの両親は比較的安定しているらしく、母から「殺す」だの「死ぬ」だのという電話はここのところかかってこない。ずっとこのままでいて欲しい。せっかく長年連れ添った末の老後なのだから、夫婦仲良くとまでは言わないが、何事もなく穏やかに暮らして欲しい。切にそれだけを願う。
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マグカップで頭を殴り…名誉教授の夫を死なせ妻逮捕(テレ朝news)
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