犬を通じて親しくなった友人がいる。とてもさっぱりした年上の女性で、たまにお茶に誘ってくれたりする。私が「体調が悪くて・・・」と断ったりしても、「あら、体調が悪いなら無理しないで~」とあっさり。あまり頻繁に断っても悪いので、自律神経の調子が悪いなどと言葉を濁して、私が病気であることを伝えた。彼女は「そうなんだ。私も昔そんな事あったわ。お大事にね。」と言っていたが、勘のいい彼女はわかっているのかもしれない。
自分が”うつ病”である事、あまり親しくない友人には言えないでいる。隠すつもりもないのだが、わざわざ言うことでもないかなと思う。やっぱりまだ”うつ病”に対する偏見とかあると思うし、「うつ病は脳の病気でね・・・」なんていちいち説明できないし。それでも体調が悪い事をそれとなく伝えたい時、”自律神経”という言葉は便利だ。あながち間違ってもいない。なんかカッコイイ。まあ、調べればすぐにほとんどが精神疾患からくる症状であることはバレるわけだが。
前述の彼女は、とても心地の良い距離を保ってくれている。たまに本当に私が倒れそうになったりすると心配してくれるが、それ以上立ち入ったりはしない。別にこのままあえて”うつ病”である事を言わなくてもいいかなと思っている。
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