オフライン日記

日記

 1999年10月3日に最初のホームページを作ってから約15年。2006年6月1日に最初のブログを作ってから約8年。名前も顔も知らない方々とネットで交流を深めて来たが、趣味等の健全(笑)なサイトではいくら文句や愚痴を書いても来るコメントは面白いものばかりで、特に嫌な思いをすることもなかった。ところがメンタル系のブログともなると内面のダークな部分を語るネガティブな吐露が多くなってしまうせいか、たまにそれに対して「あなたがおかしい」「あなたのような人を見ると気分が悪い」のようなコメントやメッセージを何度もいただいて凹むことがある。これは私に限った事でもなく、メンタルカテゴリのブログを覗いているとしばしばお目にかかる光景だ。個人のブログなんて自己満足でやってる人がほとんどなのだからイライラするなら見なければいいのにと思うけれども、そうできない人が一定数いることを肌で感じている。その手の人は文章を読む限り自身もメンタルを病んでいてそれが攻撃性に出てしまい、自分より弱そうな相手を選んで不満やストレスのはけ口にしているところもありそうだ。誰かに聞いてほしいことが何かあるのだけれども、それがうまく伝えられないだけなのかもしれないとも思う。
 最初のメンタル系ブログ「どんぐりの背比べ」のときは、「自分よがりな愚痴をまきちらすな」という執拗な匿名メッセージに悩まされ、最終的には更新をやめた。あまりこうした内面のダークな部分を書き綴る人はいないのか、「今まで言えなかったことを言葉にしてもらって嬉しい」と共感してくださる人もいれば、何が気に食わないのかわからないが反感を買ってしまうこともある。別に私は24時間365日そんな事ばかり考えているわけでもないし、色々な考えの人がいるという事をわかった上で人には言えないような部分だけを書き出しているのだが、なぜかその事で私の人格を全否定してくる人がいるのだ。人の目を気にしすぎる傾向のある私にとって、これはかなり堪える。私ですらこのストレスなのだから、有名人はさぞかし大変だろうと思う。
 で、その匿名メッセージで覚えているのは、「嫌なら見るな」のような事を書いたら「嫌なら書くな」と言い返されたこと。まあそれも一理ある。個人のブログと言えどもインターネットという場所に鍵も付けずに公開しているのだから、何を言われても文句は言えない。しかも私の稚拙な文章で他人を大層不快にさせてしまっていることは事実なわけで、その点は本当に申し訳ないと反省するべきところなのである。
 という訳で前置きが大変長くなったが、ちょっと最近その時の事を思い出してしまって、ダークな部分は公開せずオフラインで日記をつけることにした。紙のノートに書いてもいいのだが、今では文字を手で書くよりキーボードを叩くほうが断然早い。「日記 フリーソフト」で検索すると色々と出てくるが、試しに”Osciroi“というソフトを使ってみることにした。早速、怒涛のごとくイライラを書き殴ってスッキリ。何より人の目を気にしないで書くことが気持ちよすぎて捗りすぎて、私は今までいかに人の目を気にして書いてきたかを思い知った。「夢は小説家になること」などと言っていた時期もあったが、私はやはり小説家にはなれないのだと痛感せざるを得ない。
 このオフライン日記・・・辛辣すぎて他人には見せられないな。二重人格にならないように気をつけよう。ブログを楽しみにしてくださっていたわずかな方々には申し訳ないが、これからはブログ更新の頻度が減ったり当たり障りのない事しか書かなくなったりするかもしれない。とは言えやはり根は寂しがり屋なので、反応が欲しくなったらまたひょっこり共感を求める記事を書くかも。

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