私の人生始まったばかり

先日X(Twitter)で見たこの投稿、めちゃめちゃ共感して首がもげるほど頷いてしまった。

この方より遅く、私の人生はアラフィフから始まった。生まれ育った横浜の地を離れて見知らぬ広島という土地に引っ越した時、私はオギャーと産声を上げたのだ。

実はうつ病を患ってから、マイルド解離とでもいうのだろうか、若い頃からそれまでの記憶があいまいで夢の中の事のようにおぼろげだった。そもそも実家にいた時は何をするにも親の意見を伺い守って行動していたので、自分の意志で動いてないことには感動も記憶も薄かったのかもしれない。仕事を始めてからは朝から晩まで仕事しかしてこなかったので、疲れ果てて日常の生活で発見とか喜びとかほとんど感じなかった気がする。

そんな中、降って湧いたような夫の転勤。自分の意志で選んだ家に、自分の意志で選んだインテリア、自分の意志で選んだ家電、すごく楽しいと思った。頑張って作った食事も美味しかったし、気兼ねなく飲むビールも美味しかったし、洗濯方法も自分のオリジナリティを出して自己満に浸ったり。アラフィフだけど気分は新婚さんだった。

普通の人は10代や20代でこれを経験しているのだろうな。羨ましいと思うし、自分の意思をしっかり持てなかった事を後悔もしている。でもやり直すことはできないのだから、この体でこの心でこのまま生きていくしかない。

私の人生は始まったばかり。健康年齢まであと20年ぐらいの短い命。精一杯自分の人生を生ききるべき、と今は思う。

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