AIで調べものをしたくない

私は自分ができることをAIにやらせようとは思わない。まだそこまでAIを信用していないし、あまり知られていないけれど環境にもよくないからである。

先日こんな記事を読んだ。

国際エネルギー機関の報告書『エネルギーとAI』によると、2024年のデータセンターによる電力消費量は415テラワット時で、これは世界全体の消費量の1・5%程度とされています。
また、2030年までにはデータセンターの電力消費は倍増し、945テラワット時になると予測されています。これは現在の日本の総電力消費を上回ります。
引用:『AIの倫理』より #2『AIに「ありがとう」と言うだけで数千万円の損失が…!? OpenAI代表サム・アルトマンも危惧するChatGPTの“恐るべき電気代”の真相』神崎 宣次|文春オンライン

記事によればAIによる環境負荷は電力消費だけではなく、二酸化炭素などの温室効果ガスの排出や、水や鉱物といった資源の消費といった問題もあるという。

まあそうだよねえ。例えばデータサーバーの管理をしたことのある人ならわかると思うが、あれってめちゃめちゃ電気使うしめちゃめちゃ発熱する。『クラウド』『仮想〇〇』という言葉だけ聞くと実態がない物のように思う人がいるかもしれないが、データセンターは世界のどこかにスタジアム級の巨大な設備を構えていて、その電力消費はシャレにならないのだ。

ゴールドマン・サックス・グループのアナリストによると、米国ではデータセンター向けの電力需要急増により、2030年までにほぼ全ての電力網で供給力の余力を示す予備率が危機的な水準に低下する見通しだ。
こうした供給制約が足かせとなり、米国は人工知能(AI)開発競争で中国に先行を許す恐れがある。
引用:データセンター需要で米電力不足が深刻化へ、AIで中国先行も-ゴールドマン|Bloomberg

AIは膨大なデータを学習し高度な計算処理を行っているため、単純なデータ検索の約10倍の電力を消費するという説もある。

「ChatGPT」の電力消費は、1回の質問あたり約2.9Whとされています。
これは、一般的なGoogle検索1回の消費電力の約10倍に相当します。
引用:AIの電力消費はどれくらい?データセンターの仕組みと課題をわかりやすく紹介|ふるさと熱電株式会社

ChatGPTやGeminiで検索した結果が100%信用できないことは、自分の得意分野をAIに聞いてみればすぐわかる。AIの答えはなんとなく合っているのだが、よくよく読んでみると関係ない部分の説明を表示していたり、信頼性のないサイトのデマをそのまま表示していたりする場合がある。なので本当に正しい情報を得るためにはAIが示す引用元を自分で見に行って検証し直す必要があり、結果的に自分で調べた方が確かだしよっぽど早い。

しかも環境にもすごく悪いだなんて、調べもの程度にAI使う意味ある?

調べものをして結論を導き出す過程こそが人間力を育てるし、途中途中で目にする無関係そうに見える雑多な情報こそが知識を豊かにするのだと思う。自分では恐ろしく時間がかかることをAIに頼むのはいいかもしれない。でもちょっと考えたりちょっと調べたりすればいいだけの事をすぐにAIに聞き、まるっきり信じてしまうのはあまりにも人間の能力を放棄しすぎていないだろうか。だから私は自分ができることをAIにやらせようとは思わない。他人には強制しないけどね。私はしなーい。

みんなもっと考えようよ、悩もうよ、工夫しようよ。バカになるで?

(おまけ)
って夫に言ったら「みんながみんなぐりえちゃんのように何でもできると思うな」と怒られました。すみません。

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