勘違い

続々・どんぐりの背比べ

 昨夜、脱衣所の壁にシミを見つけた。どうやら天井から何かが滲みでているようだ。日頃から上の階の非常識な騒音には悩まされているので、今回も「やはり」と思った。どうせ何かこぼすなり水を溢れさせるなりしてこうなったに違いない。
 家に他人を入れるのはとても気が重かったのだが、今朝管理人さんに見てもらうことにした。いい機会なので音の問題についても相談しようかと思ったのだ。うちの管理人さんはニコニコした親切なおじさんで、話もしやすい。壁を見るなり「あーほんとだ。」と深刻な顔をしていたが、脚立に乗って壁を触っていた時に「あれ?これ影かもしれませんね。」と言われた。電気を消したり懐中電灯で照らしたりした結果、シミだと思っていた黒い部分はなんと天井から少し出っ張った通気口の影だったことが判明した。
 平謝りして管理人さんには帰っていただき、結局騒音の話はできなかった。何もかもが自分の思い過ごしのような気がしてきたのだ。今は色眼鏡で人を見たらいけないと、深く反省している

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