汚部屋

続々・どんぐりの背比べ

 先日のフェレットの命日のとき、フェレットの写真を探そうと思って数年前の写真フォルダを見ていたら、写っていたリビングがあまりにも汚かったので愕然とした。今もお世辞にもキレイとは言えないが、当時は汚部屋と言ってもいいほどの汚さ。家具が適当に置いてあって、そこら中に物が散乱していて、足の踏み場もないほどだった。
 すっかり記憶がないのだが、こんなにひどかったっけ。そりゃ生きるのが精一杯で掃除や片付けなんてとてもできる状態ではなかったから、当然といえば当然だ。それに比べたら、週1回とはいえ掃除をしている今の私は、本当に見違えるほどに回復してきているのだなあと実感した。まだまだ自分を責めてしまうところもあるが、頑張ったんだねとほめてあげようと思った。
 うつ病になってから訓練したことは、人と比べたらいけない、過去の自分と比べたらいけない。それは確かにそうなのだが、最悪だった頃の自分と比べて成長を実感することに限っては、いいことなのではないかなと思った。ちなみに夫に当時の写真を見せて「汚かったよね」と言ったら「そう?」とさして気にもしていない様子。この人が夫だったからまだ救われていたのだと、苦笑してしまった。

コメント

テキストのコピーはできません。