思えば私はどんなに具合の悪いときでも、大掃除を欠かさなかった気がする。何もしなかった年末は、ストレスケア病棟に入院していた年ぐらいだろうか。なぜそこまでして必死に大掃除をするのかと言えば、そういう風にしつけられているからとしか言いようがない。小さい頃からのすり込みは恐ろしいもので、なかなか変えることができないものである。私にとっては自分の体調よりも、大掃除が最優先なのである。
今日書きたいのはそこではなく、今の自分の感性の乏しさについて。うつ症状がひどかったころの年末はどうしていたのか確かめたくて、前のブログを見てみた。やはり年末には大掃除をしていたようだが、それ以外にも1日何回もブログを更新していたことに驚いた。特に2007年。当時の事はほとんど記憶にないのだが、読み返せば「その通り」と思うことばかり。よく考えているし、よく書くなと我ながら感心した。それに比べて今の自分はどうだろう。ここ数日は、寝ても覚めても掃除の事で頭がいっぱい。ちょっと動いてはため息をついて寝込んでいる次第である。うつ症状は良くなって精神的には安定しているとはいえ、どちらが人間らしいのかよくわからなくなった。これは加齢のせいなのだろうか。
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