暗転

続・どんぐりの背比べ

 早いものでもう12月。例年だったら押し迫る年末のあれやこれやにさらに憂鬱な気分になるところだったが、今日は幸いにも土曜日。夫が一緒にいてくれたせいか、楽しい休日を過ごすことができた。街に行き買い物をした。クリスマスデコレーションを見ても素直に喜ぶことができた。そういうところからも、今年は体調がずいぶんよくなったのだなと実感した。
 本当だったらこのまま明日も引き続き楽しい休日になるはずだった。ところが夫に1本の電話。嫌な予感は的中した。仕事上のトラブルが発生したらしい。もう誰かに仕事を任せてもいい立場だと思うのだが、夫は「超」がつくほど会社大好き人間である。これから会社に行くらしい。
 こんな事は慣れっこだ。私がどんなに具合が悪くても、死にそうでも、実際死のうとしたときでも、昔から夫は会社の方を優先してきた。言うだけ悲しくなるので今さら何も言わないが、本当のところ一気に奈落の底へつき落とされた気分だ。明日の2人の予定は全てキャンセル。家事は全て1人でやらなくてはいけない。憂鬱なんてもんじゃない。これも今日遊びすぎた罰なのかなと思う。

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