朝の電話

続々・どんぐりの背比べ

 朝っぱらに母からの電話。最初から機嫌が悪そうな声だったので嫌な予感はしたが、どうやらモラハラの蜜月期は終わり爆発期に入ったらしく、父への侮蔑言葉のオンパレードが始まった。続いて「離婚する」「死んでやる」「殺してやる」といつものやるやる詐欺。こうやって私を洗脳して味方につけたいのだろうなと冷静に分析しながらも、やはりいい気持ちはしない。「私だけがひどい苦労を強いられてきた」という恨み節(ほとんどが妄想)を延々と聞かされて、それから「あなたも~しなさい」と私にアドバイス(笑)してきたり、「もう私施設にでも入ろうかしら」と同情を買う作戦に出てきたり、あの手この手で私を心理的に揺さぶりにかけてきた。
 実は少し前から、母と一緒に何かをする時に母が代金を払ってくれるのを断るようにしている。せめて金銭的な支配だけでも逃れたいという気持ちからで、自分で払うと言うとひどく嫌がられるのだが敬語で押し切る。(母娘クライシス参照。)これが実にスッキリいい気分なのだ。そんな事もあってか最近の私はだいぶ母の事を客観的に見られるようになり、今朝の電話も生返事で適当にあしらっていたのだが、突然「お忙しいようだから切ってさしあげるわ」と電話を切られてしまった。
 怒らせちゃった?敬語はやっぱり恐怖倍増だ。その瞬間私の心臓はドキーン跳ね上がり、動悸がして過呼吸気味になってしまった。それから30分ほど床に倒れていたのだが、ずっと愛犬が舐めていてくれて本当に助かった。
 頑張ってはいるつもりだが、私の”自立”もまだまだだなあと思い知らされた朝。他人を支配することにかけては百戦錬磨の母なのだ。負けるな私。

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