母から電話があってその内容にビックリした。認知症と診断され投薬治療を始めたという親戚の家族に、「『大げさに病院なんて行くからですよ。私だって同じような症状はあるけど、家族でたくさん話をしていっぱい出かけてほがらかに過ごせば治りますよ。薬は副作用でおかしくなるから飲まないほうがいいですよ。』と言っておいたわ。」と、笑いながら報告してきたからだ。
まったく同じことをうつ病の私にも何度も言ってきた母。そのたびにどれほど傷ついたことか。今でも私の”体調不良”が長引いているのは、病気でもないのに抗うつ薬を飲んだからだとか寝てばかりいるからだとかしばしば言われ、やはり脳の病気に対する知識も配慮もないのだということを痛感させられている。つくづく幸せな人なのだと思う。本人に悪気はなくて励ましているつもりなのかもしれないが、何もわかってない人にそんな風に言われるほど辛いことはない。
親戚の方には申し訳ない気持ちでいっぱいだ。気を悪くされていなければいいのだが。適切な投薬治療で、症状がこれ以上進まないことを祈る。
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