笑えない

子宮筋腫

 手術前日の夜のこと。個室で1人で暇だったこともあり、ついついFacebookに投稿してしまった。夜9時から禁食であること、理由は手術だということ。
 するとわりとすぐに何人かからコメントがあった。「どうしたの!?」「成功を祈ります」「お大事に」などなど、いつもはコメントなどしてこない久しぶりの友人からのものもあって嬉しかった。わざわざ直接メッセージをくれた友人もいた。しかしその中に「ダイエット?とか思ってしまったわー」から始まる異質なコメントが1つだけあった。以前のブログに書いた迷惑な友達からである。結局、長々としたそのコメントの中に「お大事に」の言葉はなかった。
 もしかしたら、冗談を言って元気づけようとしてくれていたのかもしれない。でも私は全く笑えなかったし、どちらかと言えば不愉快だった。そしてしみじみ思った。社交辞令でもなんでもいいから、ちゃんとした場面ではありきたりな言葉を使うに限る。個性など出している場合ではない。こういうときに人となりがわかってしまうものだ。これを反面教師にして、私も他人を不愉快にさせないように気をつけようと思った。
 しかしこの友達、直後にある有名人の失言を取り上げて「リスク管理が弱い」などと批判していたので首をかしげてしまった。そこまで自分の発言に自信をもっているのなら、ひょっとして彼女の私への言葉は失言ではなくわざとなのではないか。実は以前私が彼女に失礼なことをしてしまっていて、その仕返しをされているのかも。そんなことまで考えてしまった。まあそれならそれでもいいか。F.O.の準備をするまでだ。
 それにしても、今回のことで私はやはり構ってちゃんだったことを思い知らされた。他人からの愛情に飢えて、優しい言葉を期待しているのだ。あまり期待しすぎないようにしなければ。期待どおりにいかずに失望するのも辛いから、Facebookもなるべく投稿しないようにしよう。もちろんその1人以外はみな常識的で優しい友人達なのだが、嫌な思いをするリスクは避けるに限る。

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