愁訴

続々・どんぐりの背比べ

 ここ数日間は本当に顎関節症関連痛がひどくて、痛いと思えば思うほどどんどん痛みが増幅し、夜も寝付けないほどに悩まされ続けている。いつもバンテリンを左頭部から顔面に塗りたくっているのだが、バンテリンの注意書きに「1日4回を限度として」とか「長期連用しないでください」と書いてあることに気付いた。体に悪いといった副作用なら私は全く構わないのだが、いずれ効かなくなってしまうのは困る。本当にひどい時だけ使うようにしなければと思う。
 しかし長期に渡る病気は、辛いと言えないことがまた辛いものだとつくづく感じる。顎関節症もそうだし、うつ病もそうだった。痛みや苦しみがある状態が普通なのであえて言うタイミングがあるわけでもなし、いちいち訴えて良くなるわけでもなし、逆にその事ばかりを考えていると精神的におかしくなってしまいそうになるから、我慢しているうちに誰にも言えなくなってしまう。それはあきらめにも似た気持ちとなり、治そうという意欲まで奪われてしまうのだ。あとはただ悲観して泣くのみ。
 まれに夫が「ちょっと頭痛い。薬飲もう。」などと言っているのを聞くと、そういう風に素直に言える人が本当に羨ましいと思う。私もうつ病回復の教訓から、まずは自分の気持ちを素直に言えるようになろうとは思う。けれどもたまに「痛い」と夫に訴えるたびに、正直「またか鬱陶しい」と思ってるんだろうなと思うと申し訳ない気持ちでいっぱいになってしまう。次に顎関節症センターに行く2週間後が待ち遠しい。先生なら商売だからいくら痛いと言ってもいいよね。思う存分誰かに痛いと言いたい。

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