手抜き

続々・どんぐりの背比べ

 ルンバ、食洗機、無洗米・・・私はこういう便利なものが使えない。家事ができないのだから少しでも楽になる方法を試せばいいのに、完璧主義のあまりこれらのグッズを使うことが「手抜き」「甘え」と思ってしまう。他人が使っているのは一向に構わないしどうぞご自由になのだが、自分が使うのだけはどうしても許せないのだ。そして完璧主義とはおかしなもので、完璧にできないのならやらない方がマシだと思ってしまう。その結果、家が汚かったり食事を作らなかったりするからどうしようもない。
 なんでも自分でやらなければいけないと思ってしまうのは、完璧な主婦である母の影響なのだと思う。母からは自分でやることの意味や理由を小さい頃からいろいろと教わってきたし、それらが正しいと今でも信じている。しかしそんな母が今やルンバを使っているのには驚いた。ちょっと裏切られた気分。だからと言ってじゃあ私もルンバを買おうとは思えず、昔の母の教えにいつまでも縛られている感じだ。そこまで完璧な家事を追求するなら洗濯機や掃除機もだめじゃないかと思ったりもするが、物心ついた時から使っているものはOKらしい。変なマイルールである。

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