足の指の膨らみ

　先週ぐらいだっただろうか。足の親指にポコッと小豆大の膨らみが突然できた。それ自体は痛くはないのだが、場所が場所だけにキツイ靴を履くと当たって少しだけ痛い。これまでタコも魚の目もできたことがないのだが、これがうわさに聞く魚の目かと思って”イボコロリ絆創膏”を買って貼ってみた。確かに丸いパッドがあるため保護されて楽ではあるのだが、皮膚が柔らかくなるだけでなんか違う。そもそもその膨らみは角質のように固くないのだ。
　しばらく様子を見ていたのだが、なんとなく気になったので買い物の前に近くの皮膚科に寄ってみた。問診してから足を見せた瞬間、先生が「ガングリオンっぽいな。ガンじゃないよ。」と笑って言った。関節の潤滑油成分が、なんらかの原因で皮膚の方まで出てきてしまうものらしい。名前は聞いたことがあったが、手首にできるものだとばかり思っていて足の指にもできるとは知らなかった。
　試しに切開（と言っても太い注射針を深めに刺す程度）して幹部を強く押してもらうと、ゼリー状の物質がにゅるにゅると出てきた。「検査するまでもなく、間違いなくガングリオンだと思います。」だそうだ。再発することもあるかと思うが、別に放置していいモノらしい。靴に当たって痛いようなら、また絞り出してくれるとのこと。診察料は1080円なり。