買い物は1人で

続々・どんぐりの背比べ

 午後から整体に行って頭部のマッサージをしてもらい、そのあと少しだけショッピングモールに立ち寄って文房具や洋服などを買って帰ってきた。実は昨日も母に誘われて同じショッピングモールに来ていたのだが、買い物はどうしても1人でないと落ち着かない。というか極端に言えば、誰かと一緒にいる時に自分の買い物をすることができない。その誰かを自分のせいで待たせてしまうことが申し訳ないし、自分の買うものをどう思われるかが気になってしまうのだ。なので誰かといるときに欲しいものがあったら、よほど急いでいない限り後日改めて1人で買いに行くことが多い。それかもっぱらネットショッピング。
 他人といる時の私は、たぶん常に他人を不愉快にさせないことだけを考えて行動しているのだと思う。そのせいで昔は人当たりがよいと思われて友人達からは重宝されていたようだが、他人と時間を共有するのは正直ちょっと疲れる。1人でいる時間は本当にホッとするし気が休まるので、今の半ひきこもり生活はとても楽だ。一番自分らしくいられる気がする。
 ちょっとしたことで怒り出す親の元で育ったから、こんなに人の顔色を伺う性格になってしまったのか。他人といるとき、いつも心のどこかに「機嫌を損ねて怒られたらどうしよう」とビクビク怯える気持ちがあるのがわかる。もう誰も怒らないのにね。「買い物つきあって!」と気軽に言える人が不思議でもあり、その無邪気さが羨ましくもある。

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