訃報

続々・どんぐりの背比べ

 会社の先輩で大学の先輩でもあった方が突然病気で亡くなられたとの話を、年明けに某SNS経由で聞いた。私が会社を辞める直前までお世話になっていて健康そのものという感じの方だったので、その若すぎる死が信じられなかったしショックだった。
 取り急ぎ連絡を取りたがっているという同期にメールをして連絡を待ったが、なかなか返事は来なかった。正直迷っていた。最後のお別れをしたい気持ちはあったのだが、仕事を放り出して辞めてしまった会社の人達に今さら会えるのか、ここで参列したら今後すべての会社関係の方のご不幸に顔を出さなくてはいけないのではないのか、そもそも1人でそういうちゃんとした場に行けるのか、等々不安だらけだった。変な話だが年始は火葬場や斎場が休みなので1週間ぐらい待たされるのはザラだと聞いたことがあり、メールの返事の催促もせずに悶々としていたら、6日後にようやく同期から返事が来た。メールの宛先を間違えていて連絡ができなかったこと、告別式は既に終わり多くの方が参列していたことなどが書いてあった。
 一瞬ありえなくない?と驚いたが、もしかしたらこれは、会社を辞めるときも私のうつが相当ひどいことを知っていた彼女ならではの気遣いなのかもしれないと感じた。私を色々と悩ませないために後日連絡という形を取ってくれたのかと思うと、逆にその気持がありがたいような気がする。先輩への非礼をわびつつ、離れた地から手を合わせてご冥福を祈ります。

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