散骨

　俳優の三國連太郎さんが亡くなった。三國さんは生前「戒名も要らない、散骨して誰にも知らせるな。」と言っていたそうだ。私は自分もそうしたいと思った。というか私には子供もいないのでそうするしかないだろうけれど。
　今朝の「とくダネ！」で散骨についての特集をしていた。あるアンケートによれば都民の4人に1人が散骨を希望しているようで、有名人では立川談志さん、梨元勝さん、hideさんが散骨を選択している。もはや散骨はメジャーになりつつある葬送方法なのかもしれない。どこにでも散骨していい訳ではないのでトラブルも多発しているそうだが、現在は法務省も環境省も「節度をもって埋葬として祭祀するのであれば」とグレーゾーンながらも散骨を容認しているとのこと。
　散骨のほとんどが海洋散骨だそうだ。ある海洋散骨業者では、遺族のかわりに業者が弔う「委託散骨」なら38,000円から。遺族が同行する「貸切船散骨」で20～25万円ほど。料金もリーズナブルだ。
　私には女姉妹しかいないので、長男である父が管理するお墓は今後どうするんだろうというのが悩みの種。ちなみに夫も長男なのだがうちには子供がいないので、やはりこちらのお墓もどうにかしないといけない。ご先祖様はよくぞまあ大変なものを残していってくれたものだ。早く先祖のお墓を片付けて「委託散骨」代金38,000円だけ残し、遠い親戚に迷惑をかけることなくキレイに消えたい。
　ちなみに関東地方の人気散骨スポットは「東京湾」「湘南沖」など。できれば小さい頃よく海水浴に行った湘南沖がいいな。