戦う人たち

思うこと

 某うどんチェーン店の竹すだれにカビがついていた事件。ネットで流れていたので元のFacebookの投稿(閲覧注意)を見てみたが、そのコメントを見ていて私は違う感想を持った。カビがついていたのはお気の毒さまと思うがそのぐらいで死ぬわけでもなし、変な人に見つかっちゃったなあという感じ。その事件についてのクレームだけにとどまらず会社批判にまで発展している。ちょっと前に見たときには「大げさでは?」みたいなコメントもあったと思うが、すぐに当人や賛同者に一斉に非難されていたので、今は反対意見のコメントはほとんど削除されている。
 こういうのってその場でちょっと注意すればいいことなんじゃないの?その対応で気分を害したとしても自分がもうその店に行かなければいいことであって、あとは家族や友達に愚痴をこぼして憂さを晴らして終わるのが普通だと思っていた。
 この件に限らないがクレーマーとかモンスターペアレントとか言われる人たちって、いきいきと他人と戦ってて本当に元気で羨ましい限り。自分のやり方や考え方が100%正しいと思える自信が素晴らしい。でもそういう人たちが普通にうようよしているのかと思うとやっぱり今の日本社会って怖い。いつか自分や自分の家族がターゲットになったらとヒヤヒヤしてしまう。欧米では自己主張が強くないとやっていけないみたいなのでグローバル化したと言えばそれまでだが、私のような古いタイプの人間にはなんとも恐ろしい世の中である。
 ブログでは愚痴とか文句ばかり言っている私ではあるが、普段は大人しいものである。なるべく人様の目につかぬようひっそり生きている。「サイレント・マジョリティ」という言葉があるように実際は物言わぬ人が大多数を占めているのだと信じたいが、ブログが炎上しても困るのでこういう意見はあまりネットに書かないほうがいいのかもしれない。

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