怒りの矛先

続々・どんぐりの背比べ

 一昨日書いた記事の件。私は相変わらず気になっていて、次々と新しく出てくる情報を知れば知るほど怒りにも似た感情が湧いてくる。普段は社会のニュースなどほとんど興味ないのだが、今回ばかり気になってしまうのは何故なのか。もともと常識のない人やルールを守らない人は大嫌いなのだが、それ以外に女性ということで敵視してしまう自分がいるのだろうかと怖くなってしまう。だがその一方で、ネットやテレビで正しく発言されている頼もしい女性科学者たちにホッとしているのも確かで、やっぱりすごい人はすごいと思う。まあこんなところで一主婦が騒いでいてもどうにもならないし、心配しなくても本当は意外と世の中しっかりしているのだと思うけれども。
 そしてなぜか私は調子がいい。怒りが身近なことではなく外に向いているせいか、自身への内向きな攻撃がなくなっているのがわかる。会社で研究をしていた頃、一時期妙にメンバーが一致団結して上手くいっていた時があって、先輩が「共通の敵がいると燃えるな」と言っていたのを思い出した。その時の室長がちょっとアレな人で、メンバーの怒りはメンバー同士には向かわず外に向いていたのだ。従って内部はとても穏やかだった。ちょっと違うかもしれないが、なんだか今もそんな感じ。イライラはしているけれども、心の中は不思議と穏やかなのだ。
 ということは、だ。私もよく一般にイメージされる主婦のように、ワイドショーネタにでも怒り心頭になるような習慣をつけた方がいいのではないだろうか。その方がある意味平和に過ごせるのかもしれない。まずそういうネタに興味が湧かないのがいかんともしがたいが。

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