実家に行くから調子が悪くなるのではない、実家から帰って実家の話をすると夫に無視されるから調子が悪くなるのである

また、実家に行った翌日に精神的にダウンしてしまった。

頓服を多めに飲んで1日寝込んだら、起きた瞬間夫に「実家に行くといつも調子が悪くなるねえ」と言われた。
は?これじゃあまるで、私が「実家に行くだけで精神的に参ってしまって帰宅してからダウンして夫に迷惑をかけている」みたいじゃないか。全然違う

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実際はこうだ。

実家に行くと、とにかく話をたくさんする。”お茶”と称して飲み物を用意して食卓にきちんと向き合って座り、最近会った事、今思う事から世間話まで、とにかく話す。久しぶりに声を連続で出すのでそれはそれでストレス発散になってとてもよい。だが、基本的に私は聞き役に徹するので、父や姉がわーっとしゃべる事柄にちょいちょい「??」と思うことが出てくる。その場ではそれを飲み込むので、まあまあストレスもたまることは確かである。
ちなみに夫が一緒に実家に行くとき、夫は席を外しソファーで腕を組んで黙ってYouTubeなどを見ている・・・と思いきやほぼ寝てる。完全に話を聞いていない。

そして帰宅後に、私が夫に「お父さんが~って言ってたけどあれはおかしいよね」などと思うことを言うと最初の2~3往復は「そうだね」「なるほど」などと反応は示してくれるのだが、次第に「un」しか言わなくなり、私の事は全く見なくなる。この人のこれ、私の事を「弾丸トークうるせえなあ」と思っている時で、私を完全に無視して部屋を出て行ってしまう前兆である。
あーあまたはじまった。彼にとって私の家族の話は聞きたくもない”芸能人のゴシップ”扱いなんだろう。俺には関係ない。無視しとけば黙るだろ・・・・そんな感じですか?

こういう対応が私の濃密な実家とは正反対過ぎて、数時間での急激な落差には私も対応できないのだ。濃密に絡み合っていた仲間に突然ガン無視され奈落の底におとされてしまった感覚になる。頭がクラクラクラする。

私なにかしたっけ・・・

私ってなんなんだろう・・・

私の話を聞いてくれる人はどこにいるんだろう・・・

この人と一生を共にすごさなければいけないのか・・・

疲れたなあ疲れた・・・

それで最近学習した私は自分を守るため、昨日も無視される前に私が寝ることにした。頓服を多めに飲んで寝る。こちらから無視してやるのだ。黙々と眠剤と頓服を飲んでいる間、夫は私に一瞥もせずプロ野球中継を見ながら大声でカープの応援をしていた。

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翌昼、私に会うなり悪びれもせず「実家に行くといつも調子が悪くなるねえ」という夫。自分が加害者とも知らずおめでたい。「実家に行くからいつも精神的に参ってしまってダウンしている」のではない。「実家に行って帰宅して実家の話をしたら夫に無視されて精神的に参ってしまってダウンしている」のである。

精神分析の面だけで解説すると、ASD1の夫を持つがゆえにカサンドラ症候群(鏡症候群)2として無感情になっていた私が、実家に行ったら従来のHSP3としての特性をイキイキと取り戻してしまい、HSPのまま帰宅してASD夫の洗礼をガツンと浴びてしまって対応できなくて倒れてしまったのである。

確かになあ。それを考えたら実家に行くことがトリガーなわけで、対策としては「実家に行かない」か「自宅に戻らない」の2つが思いついちゃうけど、極論はよくないよね極論は。これから実家に行くにはどうしたらいいのかをよく考えなければ・・・


  1. ASD:自閉スペクトラム症(Autism Spectrum Disorder:ASD) は、人とのコミュニケーションにおいて、言葉や視線、表情や身振りなどによるやりとりが苦手だったり、自分の気持ちを伝えることや、相手の気持ちを読み取ることが難しかったりするといった特性があります。また、特定のことに強いこだわりを持っていたり、感覚の過敏さを持ち合わせていたりする場合もあります。|自閉スペクトラム症​
    (ASD)とは-大人の発達障害ナビ
    ↩︎
  2. カサンドラ症候群(鏡症候群):アスペルガー症候群を持つ配偶者、あるいはパートナーと情緒的な相互関係が築けないために配偶者やパートナーに生じる、身体的・精神的症状を表す言葉である。(中略)非アスペルガー症候群の配偶者や家族がアスペルガー症候群の行動の影響を受ける状態は、もともとは「鏡症候群」と言われていた。|カサンドラ症候群-Wikipedia ↩︎
  3. HSP:ハイリー・センシティブ・パーソン(Highly Sensitive Person)の略で、生まれつき視覚や聴覚といった感覚が過敏である、刺激を受けやすい、共感力が強い、繊細であるといった気質を持つ人のことをあらわす言葉です。|HSPとは-大人の発達障害ナビ ↩︎

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