アダルトチルドレンをごまかしつづけてこじれた結果

深刻なうつ状態である。


10月から母の命日、知人の自死、カウンセリングで複雑性PTSDと言われたこと・・・色々重なってあまり眠れない日々が続いていた。そんな時に先週、実家に行って父と姉とたくさんおしゃべりしてたら、久しぶりに境界のない人間関係に引き戻されてクラクラしてしまった。さらにその状態で帰宅して夫にも同じ調子で話しかけようとしたら、今度は自分だけの世界に生きる夫に境界線をガッツリ引かれ、持ち上げられてから落とされたみたいな猛烈な孤独感にまたしても死にたくなってしまった。

しかもその翌日、夫は1泊2日の出張で朝から不在。アダルトチルドレン、特には『ケアテイカー(世話役)』特有の”見捨てられ不安”がピークに達して死のうとする私と、死んだら駄目だと思う私が頭の中でごちゃごちゃになって涙が止まらない。わずかに残った理性で薬局からもらった『LINE・電話相談』のカードを思い出して(ファインプレー!)必死にあちこち電話をかけまくり、やっとつながって出てくれた男性に号泣しながら訳のわからない事を訴えて困らせてた気がする。

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いやー我ながらよく生き延びたと思う。いつのまにか身体のあちこちに傷を作ってたけど、とにかく生き延びた。

ちなみに『いのちの電話』系はどこも「ただいま大変込み合っております。後ほどおかけ直しください(ブチッ」て切られちゃうけど、神奈川県精神保健福祉センターの『こころの電話相談(0120-821-606)』は「死にたい思いがある、自殺をすることまで考えている方は2を押してください」とガイダンスが流れて、緊急性のある人は優先的につないでくれるようになっていた。本当にありがとうございました。


そして生き延びた日曜日、先月予約していた『EMDR(Eye Movement Desensitization and Reprocessing:眼球運動による脱感作と再処理法)』を受けるために公認心理士の先生のところへ行ってきた。

問診や簡単なテストをしたところ私の問題はかなり根が深いらしく、先生は「EMDRは補助的に使う感じになる」とおっしゃっていた。

初回は少しだけということで、試しに目をつぶって身体をタッピングしてもらいながら一番辛かった時を思い出してみたのだが、それだけで怖くて怖くて泣いて泣いて止まらなくなってしまった。「じゃあ一番安全な場所に移動してみましょう」と言われても実家で安全な場所が見つからず、とりあえず2階のトイレに逃げ込んで床にうずくまって怯えてる小さな私。先生に「大人のぐりえさんが子どものぐりえちゃんを抱きしめて安心させてあげてください」と言われたのだが、小さな私があまりにも頑なに怯えてて全然ダメだった。

そこで先生の提案は2つ。1つ目は、次回のカウンセリングに夫も参加してもらって一緒にインナーチャイルドを抱きしめて安心させてもらう。2つ目は、お家で小さな人形を子供の頃の私に見立てていつもヨシヨシしてあげる。

まず夫が協力してくれるかどうか不安だったが、その話をしたら夫は次回のカウンセリング参加を快諾してくれた。彼も私にはかなり手を焼いているのだろうし、ああ見えて実は私を心配してくれているようで感謝しかない。そして人形は・・・引き出しの中に眠っていたちいかわを使う事にした。

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なぜって、この表情がめちゃめちゃ自分ぽいのだ。母が激昂している時もなんとか母に笑ってもらおうと、本当は怖くて泣きたいのを我慢して一生懸命に口角を上げてた。私はずっとそんな子供だった。このちいかわをヨシヨシしてると、かわいそうで泣いちゃうよ。


そして今日はメンタルクリニックの通院日だったのだが、診察室に入るなり先生に「どうしたの?」とめちゃめちゃ心配されてしまった。それほど私は憔悴しきってたみたいだ。

上に書いたようなことを一通りかくかくしかじかと話したところ、先生はあんまり『PTSD』という言葉は使いたくないとおっしゃってた。でもまあカウンセリングは受けた方がいいって。それととにかく睡眠は大事だから必要に応じてデエビゴ5mg飲むようにと、寝る前のリフレックスを勝手に減薬するなって言われた。そりゃそーだよね。あとフラッシュバックは癖になりやすいから、ワーッてなりそうになったらすぐワイパックス飲んでって。

それといつも『眠りと気分の記録表』というのをつけてて診察の時に先生に見せているのだが、これを見るとおかしくなるトリガーがいつも実家だってよくわかるから、実家に行くとそうなるもんだって理解して注意するようにとアドバイスをいただいた。睡眠に関してはスマートウォッチの記録を書き写してるだけなのだが、ここのところ睡眠時間がすごく短いのも改めてわかったしこの記録表はオススメである。

引用:「眠りと気分の記録表」 の書き方

んで「実は明日実家に行く約束してるんですけど・・・」とおずおず告白したら、「今はさすがに酷いうつ状態だから行かない方がいい」って言われた。ドクターストップだって。なんか強迫観念すごくて約束を断るのは怖かったけど、夫にも「行かない方がいい」って言われて夜LINEしてみたら誰も怒ってなかったから心底ホッとした。

先生曰く「うつ状態の時は自分では正しい決断ができないから、誰かに決めてもらったほうがいい」とのこと。真理である。


とにかく今はなんか知らないけど疲れ果てている。お薬の力をつかってでも明日はゆっくり寝ていたい。・・・・と言ってる先から長々とブログなんて書いちゃってもう午前3時なのはどういう訳なんだい?

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