相変わらず左側だけ頭が痛い。頬が痛い。目が痛い。顎が痛い。何か他の事をしていると忘れていられるのだが、いかんせんひきこもりである。何もしていない時間の方が圧倒的に多いので、鈍く続く痛みがどうしても気になってしまう。気になるとますます痛くなってくるという悪循環。今日はいつもより痛みが強かったのでいてもたってもいられず、とうとう某医科歯科大学病院に電話をしてしまった。紹介状がなくても診てもらえるという話を聞いて安心したのでまたひきこもる。電話しただけで治ってくれればいいのになどと夢のようなことを考えながら。
先日「ためしてガッテン」を夫と一緒に何気なく見ていた。「うっかりミスで発覚!40代を襲う謎の病」というタイトルだった。
食事中にコップを倒す、すれ違いざまに人とぶつかるなど、うっかりミスの多さに悩んでいたAさんは、しだいにミスが増えて一人で外出するのもままならなくなりました。
趣味が読書のBさんは、うっかり行を読み飛ばすことが多くなり、好きな探偵小説をあまり読まなくなってしまいました。また、床に落とした薬をなかなか見つけられないことも……。
ここまで見ていた夫は言った。「ぐりえちゃんそっくりだね。」
確かに最近の私は自他共に認めるドジで、しょっちゅう物を落としたり壁にぶつかったりしている。本は文字が頭に入ってこないのでここ10年ほど読めないでいる。これは何の病気なのだろうかと気になって見ていたら、AさんBさんのこれらの症状の原因は「緑内障」だった。目の奥の網膜に異常が起きて視野が欠けてしまう病気であるが、9割の人が気づかないのだという。緑内障は一度なってしまうと治すことはできず最悪は失明してしまうが、早期に見つけて治療すれば目薬で進行を止めることが可能だそうだ。おかしいと思ったら早めに病院に検査に行く事が重要なのだろうが、そうは言っても私は違うだろうとその時はそれで終わった。
けれどもそれからも私の体にはあちこちぶつけたアザが増え続けている。昨日はクッキングスケールを落として壊してしまった。今日も散歩中に階段を踏み外して転びそうになった。よくよく考えればこれらは今に始まった事ではなく、うつ病になってからよく感じている単なる”注意力散漫”のせいだとは思うのだが、念のためネットで緑内障の症状を調べてみたら”目が痛い”なんていうのもあって焦った。なぜなら今猛烈に左目が痛いのだから。
眼科という文字が頭の中に浮かんだとき、ふと十数年前のことを思いだした。まだバリバリ働いていた頃。やはり左のこめかみや左目の奥がとても痛く、なおかつ左目の視界が白くかすんでしまったので、社内診療所の眼科に行ったことがあった。あれこれ精密検査をしたが原因はわからず、「眼精疲労じゃないの?」ということになって何千円も取られた。それからも内科に行ったり脳神経外科に行ったり紆余曲折あって、最終的には精神科へ行って”うつ病”に落ち着いたっけ。どうせ今眼科に行ってもまた同じことの繰り返しのような気がする。たぶんあの頃から顎関節症もあったのだと思う。また色んな診療科をたらい回しされるのは嫌だ。ということで、やっぱり近いうちに顎関節症治療のため大学病院へ行く事にします。
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