AIアートキャンバスを買ったのでレビューしてみます

スマートホームのための商品を数多く販売しているSwitchBotから『AIアートキャンバス』という面白い商品が新発売になったので、早速ポチっと買ってみました!

製品仕様

『AIアートキャンバス』とはE-Ink Spectra™ 6を使ったデジタルフォトフレームです。
※E Ink社が開発したフルカラー対応の電子ペーパー(ePaper)ディスプレイ技術

バックライトの無い反射型ディスプレイで自然光のみで表示するため目に優しく、E-Ink Spectra™ 6の4色のインク粒子が本物の絵画のようにリアルな色彩と質感を再現してくれます。

またE linkは表示切替の時しか電力を消費しないので、USBで充電したら(表示変更頻度にもよりますが)最大2年間まで充電不要なエコ仕様!
万が一充電が切れても、最後に表示した画像がそのまま残るのは嬉しいですよね。

サイズ別のスペックをまとめてみました。

 S(7.3インチ)M(13.3インチ)L(31.5インチ)
フレーム寸法25 x 20cm41 x 31cm91 x 61cm
ディスプレイ寸法9 x 15.4cm20 x 26.6cm38.5 x 69cm
厚さ2.5cm2.5cm3.5cm
本体重量0.9kg1.5kg5kg
画面解像度800 × 4801200 x 16002560 x 1440

共通のスペックはこんな感じ。

 仕様
ディスプレイE Ink Spectra 6
表示モード静止画(スケジュール切替可)
スライドショー(30分~24時間)
対応画像形式JPEG, PNGなど
一般的な画像ファイル
画像保存最大10枚
フレームアルミニウム合金(黒)
※市販品に取替可
取付タイプ壁掛け
卓上
動作温度0~40℃
通信方式2.4GHz Wi-Fi
Bluetooth 4.2
バッテリー容量2,000mAh
入力Type-C充電ポート(5V=2A)
充電時間約4時間
連続駆動週1回の表示変更で約2年
付属品マット台紙 x 3
壁掛けフック x 4
粘着フック x 4
電源アダプター
Type-C電源コード
水平器
一部
有料機能あり
AI Studio(月額590円)
※最大画像生成400回/月
※初回30日間無料

私はSサイズ(7.3インチ)を買いましたが、ボックスティッシュと比べるとこんなサイズ感です。

縦横どちらでも使えます

設定できる画像

スマホにSwitchbotのアプリを入れて『AIアートキャンバス』というデバイスを追加すると、キャンバス内の『アルバム』に画像を10枚まで設定できます

現在、設定できる画像は以下の4種類となっています。

  • スマホ内の画像
  • 用意されてる画像(Gallery)
  • 入力したテキストを元にAIが画像生成(AI Studio:有料)
  • アップロードした画像をAIがスタイル変換(AI Studio:有料)

スマホ内の画像は、自分で撮った風景写真でもポートレートでもペットの写真でもお子さんの落書きでもなんでもOK!
個人で楽しむ範囲なら、いいなと思ったデザインのスクリーンショットを撮って表示することだってできちゃいますよね。

スマホ内の画像以外に、アプリには面白い画像や機能が用意されているのでご紹介しましょう。

Gallery

まずは無料で使える『Gallery』の画像です。
全体的に古典的な画風の絵がそろっているように思いますが、まだBeta版だそうなので今後に期待したいところ。
「花」とか「犬」とか言葉で絵を検索することも可能です。

『踊り子』で有名なドガの『緑の中のダンサー』なんて絵も見つけました。
著作権とかどうなってるんだ?
と思ってググったら絵画の著作権は没後70年で消滅するそうです。
その後はパブリックドメイン(公共の財産)となるので使っていいみたい。

AI 画像生成(有料)

入力したテキストをもとにAIが画像を生成・編集してくれる機能です。
月額590円のサブスク『AI Studio』に含まれています。

アイデアをテキスト入力して1から画像生成することはもちろん、テキスト入力と同時にスマホ内の画像をアップロードすることも可能なので例えば・・・

この写真とともに
「ラッセンっぽい絵に変えて」
とテキスト入力すると・・・

こんなおしゃれな絵も生成してくれます✨
ゴッホ風、ムンク風、江口寿史風、村上隆風となんでもござれ~

AI スタイル変換(有料)

アップロードした画像をさまざまなスタイルに変換してくれる機能です。
これも月額590円のサブスク『AI Studio』に含まれています。
今のところ下記11種類のスタイルが用意されていてヨリドリミドリですよ~
※毎月新しいスタイルが登場するらしいです

試しにこの写真にそれぞれのAI スタイル変換をかけてみましょう。

ユニークな画像がたくさんできましたよ~👏

サブスク『AI Studio』は月額590円で、毎月『AI 画像生成』と『AI スタイル変換』を合わせて400回まで生成することができます。
初回は30日間無料。
作成した画像はダウンロードできるので、とりあえずお試しで契約して400枚作ってみてはいかがでしょう?

画像を表示してみた

画像はAIで色々用意できるとして、肝心なのは『AIアートキャンバス』の再現力です。
前述の『AI 画像生成』で作ったラッセン風絵画を『AIアートキャンバス』に表示させてみましょう。

どうでしょう?
一般的な液晶デジタルフォトフレームに比べるとちょっと暗いかなという印象ですが、電子機器であることを感じさせない自然な色合いではないでしょうか。

ちなみにズームして見るとインクの粒子感が感じられるのは技術的な特性のようですが、そんなにジロジロ見る事もないので全体的には満足のいく表現だと思います。

もしかして『Gallery』で用意されているクラシック絵画たちはE Inkに合っているのでは?
ということで先ほどのドガ『緑の中のダンサー』を表示させてみました。

縦置きでも横置きでも使えます

おおー!非常にニュアンスのある趣深い絵画が出来上がりました。
これを見ると本品はカラフルで明るい色よりも水彩画や鉛筆画の方が得意な気がしますね。
ズームした時の粒子の大きさもあるので、表示させるならぼんやりした絵画(言い方!)がおすすめかも。

さらに『AI 画像変換』に『ブルースケッチ』という機能がわざわざあるぐらいですから、『AI アートキャンバス』さん的には青色にも自信がある?のではないでしょうか。
ということで、試しに愛犬が寝そべっている写真を『ブルースケッチ』に変換してみました。
AIさんが画像変換の時にタイトルと解説を作ってくれましたのでご一緒にどうぞ。

タイトル『愛らしい犬と触れ合う手』
青の鉛筆画風の絵で、ふわふわの小型犬が服を着て寝転がり、こちらを見つめています。飼い主らしき人物の手が犬の足に優しく触れており、温かい絆を感じさせます。

鮮やかなブルーではなくブルーブラックの色鉛筆のような柔らかい表現になりました。
うちの子かわいい~(はぅん♡)

画像の切り替え

お伝えしていますように、『AI アートキャンバス』はキャンバス内の『アルバム』に10枚まで画像を保存しておくことができます。
この中から表示させる画像を切り替える方法は、以下の3つがあります。

  • スマホ操作(手動)
  • スケジュール切替
  • スライドショー

画像切替にかかる時間は約15秒
E-Ink Spectra™ 6の特性なのか意外と時間かかるんですね。
ビビビビビって何が起こるのかと焦りますが、トランスフォーマーのようでカッコイイかも(笑)

E linkは表示切替の時しか電力を消費しないとのこと。
バッテリー容量2,000mAh、週1回の表示変更で約2年連続駆動ということから単純計算すると、画像切替1回につき約19mAh分の電力を消費していることになります。

注意:切り替えを頻繁に行うと、バッテリー持続時間が短くなります。

スケジュール切替

『スケジュール切替』機能を使うと、時間を指定して画像を切り替えることができます。
日付は指定できず時間のみ。切り替える画像も1枚のみしか選べません。
ってことは設定してから24時間以内の一度だけの切替設定・・・?

公式サイトを見ると例えば誕生日のプレゼントに本品を送って、開けた時にサプライズで『Happy Birthday』が表示されるように設定できるということなのでしょうか。
なかなかタイミングが難しそうー

引用:公式サイトより

いずれにしても一度だけということなのでサプライズがメインかな。

スライドショー

『スライドショー』の間隔は、15分、30分、45分、1時間~24時間までの1時間単位の中から設定可能です。
『アルバム』に保存してある最大10枚の画像を(たぶんランダムに)表示してくれます。

ただ、説明にあった通り切り替えを頻繁に行うと、バッテリー持続時間が短くなります。
単純計算で考えると、スライドショー間隔と最大連続駆動時間の関係は次のようになりますね。

スライドショー間隔最大連続駆動
15分約1日
30分約2日
45分約3日
1時間約4日
2時間約8日
3時間約13日
4時間約17日
5時間約22日
6時間約26日
12時間約52日
18時間約79日
24時間約105日

15分間隔で絵が変わるのは楽しいですが、毎日充電しなければならない事になるので注意しましょう。
なお充電時間は約4時間です。

フレームの取替

『AI アートキャンバス』に付属のフレーム(額縁)は黒のアルミニウム合金です。
インテリアに合わないわ~という場合は市販のフレームに取替可能ということなのですが・・・

先生!フレームを外した本体の厚みが1.5cmあります!

これ一般的なポスターフレームとかデッサンフレームじゃ無理ですよね。
しかもサイズの単位がインチという額縁界隈ではなかなかないサイズ。
どうしましょう~

今あちこちフレームを探しているので、そのうち記事を更新するかもです。

まとめ

この記事ではSwitchbotの『AI アートキャンバス』のレビューをお伝えしました。

『AIアートキャンバス』とはE-Ink Spectra™ 6を使ったデジタルフォトフレームです。
画像表示切替の時しか電力を消費しないので、USBで充電したら(表示変更頻度にもよりますが)最大2年間まで充電不要
万が一充電が切れても、最後に表示した画像がそのまま残ります。

サイズ展開は S(7.3インチ)/M(13.3インチ)/L(31.5インチ) の3種類。
もちろんコードレスなので、壁掛けで使う事もできます。

表示できる画像は以下の4種類。

  • スマホ内の画像
  • 用意されてる画像(Gallery)
  • 入力したテキストを元にAIが画像生成(AI Studio:有料)
  • アップロードした画像をAIがスタイル変換(AI Studio:有料)

サブスク『AI Studio』は月額590円(初回は30日間無料)。
『AI 画像生成』と『AI スタイル変換』を合わせて毎月400回まで生成することができます。

キャンバス内の『アルバム』に10枚まで画像を保存しておくことができ、表示させる画像を切り替える方法はには以下の3つがあります。

  • スマホ操作(手動)
  • スケジュール切替
  • スライドショー

ただし切り替えを頻繁に行うと、バッテリー持続時間が短くなるので注意が必要!

実際に使ってみた感触としては、水彩画や鉛筆画の方が美しく表示される感じがします。

結論としては、いい買い物でした!
今まで高い絵を買って失敗するのが怖くてなかなか絵画に手を出せない我が家でしたが、これからは気軽にアートを楽しめそうです。

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