昼夜逆転

うつ病

 昨夜も夜更かしをしてしまった。気がついたときには3時だった。
 なんというか夜は寝る気がしないのだ。家事をする必要も外に出る必要もない。何もしなくていいと思うとホッとしてしまって布団に入る気がしない。こういうある意味自発的な夜の不眠も、睡眠障害のうちに入るのだろうか。不思議な事に昼夜逆転を直そうと昼寝を我慢しても、夜になるとまた変わらず寝る気が起きなくなるので、たちが悪いのである。
 「うつ病 昼夜逆転」で検索していたら、面白い記事を見つけた。

 日中は、世の中全体が活発に動いている時間であり、人々は皆、仕事や学校に出かけ、有意義な活動をしている時間です。そんな時間に、「うつ」の療養で自宅にポツンといる自分。ただでさえ「うつ」によって無力感を感じ自己否定的な気分があるところに、日中起きていて、状況的にも世の中に取り残されたような感じがしたり、自分が無価値な感じを抱いたりしやすいことは、想像に難くありません。
 逆に、夜や深夜の時間は、世の中のほとんどが活動を休止する時間ですから、クライアントにとってはあまり精神的に委縮することなく過ごしやすい時間でしょう。
 ですから、つらい日中の時間帯には眠ってしまうことによって、世の中からヒリヒリと自分に突き刺さってくるものを自動的に避けようとしているのではないか、そうやって「心」の療養がしやすいようにしているのではないか、と考えられるのです。

 まさにその通り。私の言いたいことを代弁してもらえたようで嬉しくなってしまった。この記事では、ある患者さんに罪悪感など持たずに開き直って「昼夜逆転」してもらったところ、自然に生活リズムがきちんと戻ってくることが観察され、抑うつ気分・意欲減退・悲観的などの「うつ」の症状も回復に向かっていった旨が書かれていた。睡眠薬を飲んででも「昼夜逆転」を直さなければいけないのかと気が重かったのだが、無理して直さなくてもいいという専門家の意見は朗報である。この”罪悪感など持たずに”のところが重要なのだろう。
 とは言え、私はもう寛解?いや完治?の段階だ。なかなか”自然に生活リズムがきちんと戻って”こないのだが、いつまでも開き直っていたらいけないのかなあ。早起き至上主義の夫には怒られてしまうし。今の私は単なる怠け者でしかないという罪悪感はぬぐえない。

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「昼夜逆転」現象のナゾ――なぜ「ウツ」の人は朝起きられなくなるのか? DIAMOND online
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