ひきこもり名人

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 夕方のニュース番組で、ひきこもり歴22年の”ひきこもり名人”こと勝山実さん(41歳)の特集を見た。最近はひきこもりも高年齢化が深刻化しているそうだ。勝山さんはひきこもり生活の中でうつ病とパニック障害を発症したそうで、私とは順番が逆ではあるがなんとなく外に出られないその気持ちがわかる。私もうつ病を発症してからしばらくひきこもりのような生活を送っていたので。
 勝山さん流のひきこもり生活のコツのようなものがあって、メモしていなかったので詳細は忘れてしまったのだが、無理をせずやりたいことだけやるみたいな感じだった。他人から見たら甘えてると言われそうだが、特に精神が弱っている状態でまず自分を肯定してあげるのはとても重要なことだと納得。現在の勝山さんは執筆活動をしたりトークイベントに参加したり、のんびりとしたひきこもりライフを送っているようだ。
 そんな勝山さん、親に頼らなくても安心して生きられる”ひきこもり村を作ること”が夢だそうだ。和歌山にそんな活動を助けるNPO法人があるという。自然に囲まれて、確執のある親とも離れて暮らすのは、心身ともにリフレッシュできていいだろうなと思った。農作業で体を動かしたり、共同生活が苦手な人は小屋を建てて1人になる時間も持てるようだ。社会からはじき出されてしまった人には厳しい都会。ひきこもっているうちに年月ばかりが過ぎてしまい、さぞかし老後は不安だろうと思う。なんとか”ひきこもり村”を実現させてほしいし、1人で部屋にこもり自分を追い込んでいるような人にはこんな場所もあるんだよということを知ってもらいたい。それで自活できるようになれば、こんなに幸せなことはない。
 ちなみに勝山さんのブログを見ると、テレビの密着取材は精神的に辛かったようで。そりゃそうだろう。お疲れさまでした。

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鳴かず飛ばず働かず(勝山さんのブログ)
共生舎(和歌山のNPO法人)
共育学舎(和歌山のNPO法人)
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