全身の痒みで眠れないので朝6時前にボーっとテレビを見ていたら、日本テレビ「ZIP!」で明治大学の齋藤孝教授が「ちょっと賢くなる3分授業」を始めた。
とある調査で、会社の愚痴をSNSに投稿したことがあると答えた人が34%にのぼったという。これを踏まえて齋藤教授曰く「SNSで愚痴はNG!」と持論を展開。うろ覚えだが、確かこんな表を出していたと思う。
なしな愚痴 | ありな愚痴 | |
---|---|---|
手段 | SNS | 日記(閉ざされた空間) |
時間 | 終わりが見えない | 15秒(短く) |
相手 | 不特定多数 | 愚痴パートナー(限られた人に) |
私はこの「愚痴パートナー」という言葉にひっくり返った。というのも私は結婚して家を出るまで、いや、結婚してからも母が亡くなるまで、母の永遠の「愚痴パートナー」だったのだ。「愚痴パートナー」に選ばれた者の気持ちを考えたことがあるのだろうか?そこに人権などない。『王様の耳はロバ耳に出てくる”穴”』であり、『人の形をしたサンドバック』である。
たまに会う気の置けない友達ならいいじゃん!と思う人もいるかもしれないが、ネガティブな感情を会うたびにぶつけられて相手が嫌な気持ちをしていないとどうしてわかる?相手だって「また愚痴かよ」と思ってるに違いない。いや絶対にそうだ。
そんなことより、ブログやSNSで特定されない範囲で愚痴をこぼすのが一番だと思うんだけどね。秘密情報の漏洩や完全なデマはマズいのかもしれないけど、ちょっと嫌だった気持ちをこぼして知らない人に「いいね」をもらえるだけで癒されることもある。不特定多数の海に流したネガティブな感情など、いつしか薄まって消えていくよ。周りの人たちに嫌な思いをさせるよりよっぽどいいと思うわ。
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