東京医科歯科大学顎関節治療部へ行ってきた。3回めの通院。
依然として毎日左の歯、顎、頬、眼の周り等々どこかしらに痛みはあるものの、夏に感じたようなズキズキした痛みではなく、どちらかというと静かで鈍い痛みに変わってきた。また、これは痛くなってから気づくのだが、痛くない時間というのも確かに出てきた。そんな話を先生にしたあと、今日は眼球の動きや顔面の神経の感覚テストをしてもらった。結果は異常がなく、三叉神経痛など神経系の痛みではないとのこと。次にアゴ周りや首のうしろを押してもらい、目の周りが痛むかどうかのテストもしてもらった。どちらかというと気持ちいい感じがしたし、むしろそれによって目の周りの痛みが和らいだ。やはり筋肉の痛みの可能性が高いという。
そういうわけで考えられる診断名は「筋筋膜痛」だそうだ。これも顎関節症の一種なのだという。筋肉にできたしこりが原因となって、別の離れた場所にも「関連痛」を起こす症状が特徴らしい。これは痛い場所よりもしこりをどうにかしないといけない。ではそのしこりは何故できたのか。それはやはり無意識に上下の歯を接触させてしまうことによるのが大きいのだという。
春頃に比べたら、部屋中に貼った”貼り紙”を見た時に上下の歯を接触させていないことが多くなった私。それでも先生曰く、上下の歯を長く接触させていることが辛いと感じるぐらいが普通なのだそうだ。まだそこまでではないので、引き続き”貼り紙”をして頑張ろうと思う。また顎のストレッチやマッサージを頻繁に行うように指導を受けた。テレビを見ながら顎をさするなど、そんな感じでいいらしい。さらに心理的な話も少し。痛い時間があることを憂うよりも、痛くない時間があることを喜んでいきましょうと。
相変わらず話をちゃんと聞いてくださる先生で助かった。普段はなかなか頭痛の相談などできる相手がいないのでいつも一人で痛みに耐えているのが辛く、職業とはいえ真剣に原因を探ろうとしてくださるのが涙が出るほどありがたい。うつ病のことも話してあるのでとても気が楽だ。勢いで年明けの診察予約もしてきてしまった。「またお話を聞いてください」と言ったら少し笑われた。
ちなみに「筋筋膜痛 顔」で検索していたら、「口腔外科・口腔内科情報センター」というサイトを見つけた。大阪の歯医者さんが作っているサイト。ここの「口腔顔面痛」というページを見たら、”ストレスや心理的葛藤によって生じた顔面の筋肉の痛み(筋筋膜痛)”という記述があって、まさに私はこれなんだろうなあと思った。他にもいろいろと詳しく解説がしてあるので、同様の症状に悩まれている方にはおすすめのページである。読むだけで「わかってくれる人がいたんだ」と癒される気分になる。
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東京医科歯科大学顎関節治療部
口腔外科・口腔内科情報センター
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